★★Team Ayabe ラリー結果報告★★
綾部はトラブルから後退。
小西は集中の追い上げでインプレッサ最上位GET。
●イベント
全日本ラリー選手権 第3戦 ラリーof京都
(全9SS/SS総距離39.5km)
●開催日
平成14年6月8・9日
●開催場所
京都府美山町・京北町周辺山岳路
●ドライバー・コドライバー/マシン
綾部美津雄・中原祥雅/GDBインプレッサ
小西重幸・佐藤忠宜/GDBインプレッサ
●総合結果
1位 奴田原文雄/小田切順之(CT9AランサーEvoⅦ) 37m52s
2位 石田正史/宮城孝仁 (CT9AランサーEvoⅦ) 38m01s
3位 小西重幸/佐藤忠宜 (GDBインプレッサ) 38m14s
4位 石田雅之/澤田茂 (CT9AランサーEvoⅦ) 38m15s
5位 勝田範彦/北田稔 (GDBインプレッサ) 38m16s
6位 柳沢宏至/美細津正 (GDBインプレッサ) 38m17s
7位 西尾雄次郎/山口顕子 (GDBインプレッサ) 38m27s
~WINNER's Ave 62.5km/h\
●ラリー概要
/全日本ラリー第3戦RALLY of KYOTO が京都市北部山中の美山町・京北町を舞台に行われ、全日本選手権としては3年目をむかえた。新緑と渓流の美しい美山町をはじめ、地元との深い理解と協力の下、例年どおり順調に進行したが、さらに新しい試み<br>として今回はビッツラリーとの併催が行われた。
/ステージは昨年のグラベルのみのラリーとは設定が変わり、一昨年と同様グラベルとターマックのミックスしたむずかしいイベントとなった。土曜日の晩に軽いスコールがあったもの、終日晴天となり、気温も30℃を越す真夏のような天候となり、コースコンディションは完全にドライとなる。
/ラリーは土曜日の午前8時に1号車がスタート、第1レグはターマックSSが2本とターマック・グラベルミックスSSが1本の合計3本。第2レグはグラベルSSが1本とギャラリー向け特設ショートSSが2本となる。翌日曜日はギャラリーステージSSが2本のみとなる設定。
距離比率では土曜日半日の第1レグで今回のSS総距離の70%弱を占め、ラリーの勝負所はこの第1レグと予想され、多くの関係者が土曜日1日目でほぼ勝負が決まるかと予想していた。
/Cクラスは新型インプレッサ(GDB)は6台がエントリー、新型ランサーEvoⅦは7台エントリーしており、昨年このラリーを制覇したインプレッサ対成熟進むランサー勢の混戦が予想された。
●ラリー展開 /・第1レグではターマックを得意とする勝田インプレッサが先制。それを西尾インプレッサ、石田(雅)ランサーが追う形だ。綾部は早くも駆動系のトラブルが発生。
曲がらないマシンとの格闘となってしまいトップの14秒落ちでのスタートだった。小西はターマックに不安を抱えるサスペンションセッティングでタイヤを使い切れずい<br>まいち波に乗れない。
・その後、SS2で西尾インプレッサ、奴田原ランサーが好タイムでトップグループに浮上したが、ターマック・グラベルミックス路面となる続くSS3でターマック仕様の西尾は大幅タイムダウン。SS2の貯金を一気に吐き出してしまう。
・結局レグ1終了時点でトップは奴田原・石田(正)のランサー勢。トラブルを抱える綾部は下位に低迷、小西は7番手で上位に若干離された感じだ。
/第2レグのギャラリー向けショートSSで小西が好タイムを連取。そのまま6kmのグラベル林道も奴田原の1秒落ち3番手タイム。総合5位までポジションアップ。3位まで3秒、4位まで2秒となりさらにポジションアップのチャンスで初日を終了する。ただし、翌日第3レグの残り距離はわずか3.5km、さらに後も含め4秒の中に5台がひしめく大接戦、状況的には容易ではない。
/翌日第3レグ、4秒の中に石田(雅)、勝田、小西、柳沢、西尾の混戦模様だったが、小西がスパート。結局残り2本のSSをベストタイムで上位を捉え、3位までポジションアップしてフィニッシュした。
一方、綾部はサービスでも克服できないトラブルのまま、フィニッシュ。総合10位となった。
●ドライバーコメント綾部~『気合を入れて臨んだラリーだったがSS1から駆動系トラブルが発生して、結局トラブルの改善はならず。最後まで非常につらいラリーだった。次回夏の北海道からは毎年上り調子になる。次は挽回したい。』小西~『事前のテストでターマック・グラベルのバランスしたセッティングが出来ずマシンとの一体感のないままの不安なスタートだったが、後半のグラベルセクションで集中しながら挽回できた。このセッティングで今回の成績は上出来。最終の秒差のバトルは楽しかったし、インプレッサ最上位のリザルトは素直に嬉しい。』
次戦は北海道夕張にて開催されるノースアタックラリー。例年は比較的ハイスピードな走りが勝負のラリーです。
チームはさらに十分なテストで臨みます。
以上
報告;Team Ayabe