先週の出張を機会にシンガポールの自動車文化をすこし・・。
シンガポールは50年代にマレーシアから独立した国だが他のアジア諸国とはまったくことなりきわめて先進国的だ。文化的にも経済的にも非常にレベルが高く非常に快適な都会の国という印象。国土はほぼ東京23区全体と同じくらいといえばイメージしやすい。空港の案内標識はもちろん、ハイウェイを走ると道路標識はすべて英語表記。街並みの店の看板や広告ボードを見ても“漢字”より英語が目立つ。街の雰囲気は東京の街並みをもっと整然かつおしゃれにそして清潔にしたイメージ(もっとも東京もすこしずつそうなりつつあるが・・)ともいえる。
走っている車はほとんどが日本車。もちろん欧州車もおおいが右側通行ゆえにあまり違和感が無い。特徴的なのはどのクルマも新しい。おそらくほとんどが5年以内のクルマといえる。制限速度はハイウェイで90km/h、急ぐ必要が無いのか?どのクルマものんびりと一定スピード。この辺は隙間があればなんとしてでも前に進もうという日本のハイウェイとはだいぶ雰囲気が違う。
それにしても根本的にちがうのが道路のつくり。国土面積に対するクルマの登録台数をかんがえれば結構大変な混乱になりそうなものだがとにかく“クルマの流れをスムーズに”という思想が貫かれているのでなんとなくゆったりしている。興味深いのは日本では信号機でとにかくスピードコントロールしているバカげた発想が強いところを、この国では道のつくり(ハンプとよばれる凸やカーブ・道幅の絞込み)で自然とスピードを落とさせるようにしていること。とくに住宅地に多い。それから駐車場の充実度合いもまったく違う。ショッピングセンターやレストラン街、観光地とどこにいっても4~6階前後の立体駐車場がある。とにかくクルマを快適に利用しやすいところだった。
東京もこうなればいいんだけどなあ・・
でもいいことばかりではないシンガポールの自動車事情。朝夕の渋滞はけっこうスゴイらしいし、もっと深刻な問題がある。
それは・・
“次回につづく~”
【写真:ココナツアイススペシャル。本文内容にはまったく関係が無いです・・街中の雰囲気を伝えるちょうどいい写真がなかったもので。でもうまかった・・・】