国際派ラリードライバー小西重幸のブログ
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プロフィール
HN:
小西重幸 (SHIGEYUKI KONISHI)
性別:
非公開
自己紹介:
●PROFILE
----------------------
* Rally Driver
* Driving Instructor
* Suspension Engineer

* Representative
of "A/m/s INC"

* Blood Type :Rh+O

* Base Town : TOKYO
(東京都調布市在住)


●略歴
----------------------
1995年 東北大学工学部卒
1995年 サスペンションメーカー技術部
2001年 A/m/s Inc.設立.
2004年 JRC Association 会長就任(~2011年)

●主戦歴
----------------------
* W R C
(World Rally Championship)

Car Model
: SUBARU IMPREZA STI

Category /Class
: Gp.N

WIN 1 time
: (Rally Australia '97 )

2nd 2 times
: (Rally Indonesia '96 / '97 )

1996 WRC series Gp.N / 6 th
1997 WRC series Gp.N / 4 th
1998-2000 FIA seeded driver

----------------------
* A P R C
(Asia-Pacific Rally Championship)

Car Model
: SUBARU IMPREZA STI

Category /Class
: Gp.N

WIN 2 times
: ('97 China, '98 Thailand)

2nd 1 time
: ('97 Thailand)

3rd 2 times
: ('96 Thailand, '97 Malaysia)

----------------------
* J R C
Japan Rally Championship (Domestic)

Car Model
: SUBARU IMPREZA STI

Category /Class
: JN-RB

WIN 1 time
: (Rally Hokkaido '02 )

3rd 3 times
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最近、このブログを更新していませんが、こにたん"facebook"版では時々アップしてます。

“facebook”だとモバイル使って現地でちょっとしたことも発信できるしね。

そちらも合わせてよろしくお願いします。



もちろん、こちらのブログも時々?まとめて?
アップしようと思ってますよ。
こっちは、多少ロングバージョンで。


今日から全日本ラリー選手権の第2戦が四国愛媛県久万高原で行われる。永きにわたって続く伝統的な四国のラリーだ。
かつてはターマックラリーだったのだが、近年はグラベル(未舗装路)で行われている。

グラベルでのラリーはラリーの醍醐味があるとはいえ、主催するのは大変なもの。にもかかわらずグラベルラリーに転向するというのは、主催者及び関係者の熱意と努力の賜物に違いない。諸外国にくらべ開催も容易ではない日本の中にあってとても意義深いものだと思う。 

グラベルラリーはもちろんご存知のとおり北海道にもあり、毎年国際イベントも行われているし、全日本ラリーのシリーズの1戦ともなっていて、他の地域と違ったハイスピード&ロングディスタンスのSSがいろいろなドラマを生むことで毎年興味深いものではある。それに加えて、この全日本ラリーシリーズの2戦目にグラベルラリーが開催されるようになったということは、シリーズの序盤にいろいろなチームの戦略、ドライバーやマシンの仕上がりや得手不得意など、いろいろなコトが見えてくるといえる。そんな意味で重要だ。

今年の第1戦の九州・ターマックのリザルトは例年どおり・・といった感が多少あるが、ファンからすると、強者、チャレンジャー、新旧型といろいろ入り混じったなドラマがあったほうがより引き込まれるというもの。今シーズンが、今回の第2戦からどのように推移していくのか楽しみでもある。

毎日いろいろなクルマ好きの方と接していると、ラリーに興味を持っていらっしゃる方がどれだけ多いことか。(特にうちに来る方の性格的なものもあるかもしれませんが^^) でも同時に、日本で北海道以外にラリーが開催されていることをご存じない方が非常に多いのも事実。

ということで、興味が出てきた方からぜひ、いろいろ見てみて下さい!

JRCAオフィシャルサイト
http://www.jrca.gr.jp/

日本の道路事情から、WRCのようなダイナミックなコースは北海道以外ではなかなか難しいものではあるけれど、たくさんのドライバーがそれぞれのマシンで、身近ともいえる各地区のラリーステージで真剣勝負をしている姿も、なかなかのものですよ。

残念ながら今回、現地には行くことが出来ない。でも、オフィスに流れてくるリザルトや各種情報を楽しみにすることとしよう・・。

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写真:JRCA公式Webより
~2012年全日本ラリー(愛媛県・久万高原ラリー)
 

IMG_4932ss.JPG2013年の新年もスタートしましたね。
気がつけば6月からアップしてない!? 失礼いたしました。
ということで、怪しい写真からスタートしてみます・・。

 さて、振り返ってみると、昨年はチャイナ方面で大変だったなあ(何も去年に始まったわけではないけどね。。)。・・とはいってもいいこともたくさんあった。新たに非日常なフェラーリやランボも(ちょっとだけど)ドライブしたし、他にもいろいろな“乗り物”を体験するチャンスにも恵まれた年だった。中国で風情ある夜行列車も何回か乗ったし!?乗り物好きとしては刺激的で悪くなかった年かも。

 
 もっとも刺激的だったのは上海のF1サーキットでの“ラディカルSR3”を全開!普段の“箱車”にくらべればかなりフォーミュラに近い。発進のクラッチミートに戸惑って大丈夫?とも思ったけど、慣れてしまえばダウンフォースでハイスピードになればなるほど安定するマシンに、もっとパワフルなエンジンで全開してみたいと欲も出てきたりして。しかしこの広いサーキットを全開できるのがこんなに気持ちいいなんて。“抑え”の箱車と違って”攻め”が必要な、まさにスポーツドライビングの真髄なる醍醐味。

 そして、けっこう印象にのこるのは完全なるレーシングカート。これまでのそこそこ速いレンタルカートの経験もあったけど、それとはまったくの別物だった。まさに入門向けラリーカーとGpAラリーカーぐらい違うかも。スライドしながらの進入の安定感とエンジンパワーのピックアップと吹けあがりのすばらしいこと。なんかずいぶん手前からスライドさせてもしっかりとアクセルコントロールできる。グリップをつかめばどこからでも前に向かって加速していく。ドリフトさせちゃいけないっていうけど、ちゃんとドリフトさせてやっても相当速いなあ。・・というかもっとグリップさせるその先の世界があるのかも^^; それにしてもこの違い・・。あんな“単純なシャシ&サスペンション無し”構造なのに・・すごいテクノロジー。いやはや乗り物は奥が深い・・。

 そして意外なところでは、1600CCスーパーチャージャー付210馬力のマリンジェット。ほとんどエンジンそのものにまたがってるんじゃないか?という大物マシン。推進力は水噴射だけなのに何でこんな加速するの?という感じ。これまで乗った乗り物のなかでもっとも過激な加速力のマシンかも。もちろんGpAマシンでもかないません。(これを超える乗り物はあとはドラッグマシンくらいなものか?)バイクは乗らないからなおさらそう感じたのかもしれないけど、まさにクレイジー。こんな過激な世界があったんだ・・。クルマの500馬力オーバー全開は大丈夫でも・・これはちょっと無理・・。しかも波が刻一刻と変化する海上はラリーステージ以上の3次元の世界。初めて怖くて全開に出来ないシロモノだ。
 面白かったのは、コーナリングでのアクセルオーバーステアや波をクリアする時のジャンプのアクセルコントロールなんかはよくセッティングできたグラベルスペックのラリーカーにそっくりなこと。意外や意外。

 現役時代にドライブしてきたラリーカーってレギュレーションでリストリクターが装着されてパワーが絞られている。50kgmを超えるトルクがあるといってもやっぱりねえ・・。 なので最近思う。。ハイパワーマシンのフルパワーの高揚感にはさすがに別物。・・・まさに"ノーリミッターの世界"。 競争する楽しさであるコンペティションとはまた違う”攻め”の醍醐味ってまだまだあるんだよね。

 いまさらながら再認識したのは、こんないろいろなジャジャ馬にはそれぞれ“走らせ方”があるってこと。もちろんそれが安全かつ的確でなければ決して“速さのパフォーマンス”を引き出せないということ。それを探りながらも捻じ伏せるっていうのが醍醐味なんだな。同時にそんな時は自分のドライビングがステップアップしている充実感も同時に実感。しばらくこの感覚を忘れていたよ。タイムもそこそこだし・・いまさならがら?まだまだ上手くなれそうな自信!

ということで・・・そして今年!
この向上心?にもにたワクワク感を大事にいろいろなチャレンジをしてみようかと思います。
(実は年末にとあるラリーに出場して久々に楽しさを思い出したところだしね)

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そうだ、もうひとつ・・。

 昨年は台湾の旧友との楽しい再会もまた良かったなといえる年だったな。彼はかつての台湾カートチャンピオンであり台湾モータースポーツの第一人者。(ラリーも大好きでドライバーとしても◎。台湾ラリー参戦時は自分のコドラです)
 9月の台湾訪問の際には、彼の新しいレーシングカートショップに日本と台湾の国旗をダブルで掲揚して待っていてくれた。こんな状況だからこそその粋な計らいになおさら感動・・・。

 日本だけでなく各隣国にも新しい友人も増えたのもとてもうれしい出来事。とにかく今年もまた再会そして新たな出会いを楽しみにしようと思います。

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では、2013年もがんばりましょう!!

 
 
ここ2年ほどは忙しかったので意外と“心底お遊びドライビング!?”をしていなかったかも。
・・なので今年はカテゴリー問わずすこしでも多くワクワクドライビングを楽しもうというのがひとつのコンセプト。
より多くのワクワクをみなさんに伝えるべく、自分も楽しまなくっちゃね。

さて、出張でよく行く上海はご存知のとおり超立派なF1用サーキットがある。
先月の上海出張の週末はなんだかちょうどいい具合にF1をやっていたんだよね。今年は韓国のF1サーキットも走ったし、いつも上海に来るんだからここのF1サーキットも走ってみたいなあ・・なんていうのが背景にあったのかも。先月は突如、「せっかくだからF1の全開サウンドを聞きに行っちゃおうかな・」なんて思い立ちチケットを購入(ただの公開練習チケットだけど。だって高いんだもん)。
・・でも結局打ち合わせやらでせっかく上海に居るのに予定が狂って行けなかった。

でも、やはり「走りたいなあ・・・」とは言っておくもの。チャンスというのは突如やってきます。上海在住でフォーミュラを2台所有する台湾の友人から「走ってみる?」の誘い。
~もちろん2つ返事で「行くっ!!」です。 



 今回ドライブしたのは“Radical SR3” 。ここ上海サーキットのレンタルプログラムです。 SUZUKIのモンスターバイク“隼”のエンジン、駆動系をパイプフレームのシャシに詰め込んだ、純粋なレーシングマシン。日本でもナンバーを取得して公道を走れるようにしたのもありますが、フォーミュラというにはちょっと言い過ぎかもしれないけど、でも軽量車体に空力ボディ、そしてハイパワーエンジンを積んだ十分本格的なレーシングカー。
 その友人いわく、エアロダイナミクスと幅広トレッドのおかげで、高速コーナーは「安定してる分フォーミュラルノーより速いかもよ・・」だって。

重量570kgで210馬力、シーケンシャルギアパドルシフト、レーシングタイヤ・・となれば、そらぁワクワクするよね。

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まずは2座のレーシングカーなので最初は友人の隣で走り方のお勉強。
初のF1サーキット走行にワクワク・・と思ったのもつかの間・・すごい横Gだ。。まあ、予想はしていたけど。
オレ、大丈夫??

さて、いざ次は自分の番。いろいろレクチャーを受けてスタート・・・・スタートできません。
「えっえっ、1速ってどうやって入れるの??」
そうなんです。バイクのトランスミッションを使ってるから、Nから1速へはシフトアップではなく左側のパドル“シフトダウン”なんです。あ~恥ずかしい^^;
そしてピックアップの良過ぎるエンジンに発進が超難しい。。。エンストだらけ。
これまた恥ずかしい・・。

まあ、そうはいっても走り出してしまえばコッチのもの。最近サーキット走行の機会も多いし、友人の隣で8ラップくらいしたから、もうコースはバッチリ覚えたし大丈夫(ラリードライバーの特技?)2周目からは全開走行です。

「ひや~~楽しい~~!!」 久々の高揚感!

加速はいいし、パドルシフトだっていい雰囲気。そしてなによりエンジンサウンドと全体を揺さぶる縦横G。ステアリングからのキックバックとの格闘。ラリーの高速ステージと同じく、高速コースをアクセル全開にして思いっきり疾走するこの快感・・最高です。ラリーステージとちがって道幅はあるから、スピード感という意味ではまだ物足りないけど、実際のスピードは出てるからね。180km/h前後で斜めにフルブレーキングしてアプローチなんて最高の幸せ♪

どんなに高性能車でもロードカーはロードカー。やっぱりレーシングカーは段違いにエキサティング!
「生きててよかった~やっぱコレだよっ~!」・・って大げさですが。

ちなみに、一緒に走行していたF1レプリカ(実はフォーミュラルノー)と一緒に絡んでいるときなんて、目の前に接近する大きなリアウィングとスリックタイヤの後姿。景色は先月の上海ラウンドのF1のインカー映像“そのまんま”って感じ。いつもはちゃんとF1中継を見てもいないくせに妙に興奮してました^^。


そうそう、フォーミュラにのってみてもうひとつの新発見。空気の力ってスゴイのね。。
ストレートで風圧でフルフェイスのヘルメットが上に持ち上がってくんです。上からだれかが引っ張っているのかと思うくらい・・(ありえない)。
 2回目はフォーミュラ用の空力ヘルメットを借りたけど、今度は上にいかないかわりにすごい力で後ろに押される・・・。フォーミュラドライバーって重労働なんだなあ。。

さて、そんなこんなで楽しい走行会は終了。上海サーキットも良かったし。マシンももちろんね。
ああ・・また走りたい! 
こんどはフォーミュラルノーがいいなあ・・安定感バッチリのRadicalと違ってもっとリスキーらしいし♪



《1周だけ“In car movie”》
~何周しても1コーナーがうまく決まらないんだよね^^;
なんだかラリーと違って手を抜いて走っているみたい!?




そういえば、走行終了してピットに戻ると、隣のピットにZONDA-R。 1トンそこそこのボディに750馬力。世界15台のシロモノです。さすが上海。というか中国。こっちじゃ冗談抜きで2億円くらいでしょう。。恐るべし・・。


4日間のあわただしいスケジュールで韓国行き、F1サーキット(KIC)走ってきた。

今回ドライブしたクルマはLEXUS new GS。ラグジュアリーカーの部類に入るのかもしれないけど、3.5L、318馬力。“F-sport”はいろいろな電子デバイスもあって、結構なスポーツカーともいえます。イベント日はあいにくの天気だったけどウェットコンディションでもガンガン全開に出来るところがすごい!!
 レクサスって特別グレードのISFはもちろんだけど、ベースグレードのISでもGSでもサーキットを走らせてもかなり楽しめるくらいのしっかりとしたスポーツ性能があるんですよね、実は。

ところで、このKIC、なかなか豪快さとツイスティさを兼ね備えたダイナミックなコースで、自分的には富士SWよりも好みかも。ラリーっぽく?“8L over クレスト into 7R”みたいなセクションはあるし、後半はマカオの市街地コースみたいにコーナーの連続なのに両側がコンクリートウォールだったり。かなり過激なサーキット。500馬力オーバーのモンスターマシンで全開できたらきっとかなりエキサイティングだろうなあ。。
 
そういえば、韓国帰りなので、ちょっと韓国ネタを。

1年ほど前に韓国入りしたときに強烈に感じたけど韓国車がものすごい変革を遂げてます。
日本にはほとんど入っていない韓国車だけに、日本に居るとほとんど実感しないけど・・・。

その変革っていうのは・・・・カッコいいんですよね。素直に。
特に2極のHYUNDAIとKIAはそれぞれしっかりキャラクターが違いつつ、どっちもイイ。
KIAのK5,K7なんかの普通のセダンなんだけど、たぶん日本で乗ってても結構イイ線いってます。

ところで、最近よく行く中国で気になるクルマがあったんで上海のショールームに見学に。
室内の質感もいい感じだし。そしてなにより外観のグラマラスな雰囲気はかなりイイ。
それはHYUNDAIの"Veloster"というコンパクトハッチ。

ショールームでビックリ。だって運転席側は1枚ドア、助手席は2枚ドアなんですから。
使い勝手を考えるとすばらしい!とも思えるんだけど、Bピラーの位置が左右で違うのって剛性バランス的にどうなの??って思うんだけど、でもそんなことはどうでもよくなる(よくない?)くらいデザインが魅力的。
1.6Lエンジンだけど、ことし200馬力オーバーのターボモデルも出るそうな。
(某新型FRモデルよりも安いかも・・。恐るべしKOREAパワー・・)

日本車もこれくらい冒険したデザインをして欲しいよなあ・・。
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シトロエンのDS3チックなフロントデザインとショートボディ。ラリーカーの要素バッチリですよね。

・・・・でも、もうあるんですよね謎のラリーカーが・・しかもWRカー??
いろいろ調べてたら見つけちゃいました。れっきとしたHYUNDAI-USAの広報ムービーです。


それにしてもこの“HYUNDAI&リースミレン&レッドブル”トリオのプロモーションシリーズ。
いつもながら、新鮮なインパクトです。。

 


早くも2012年のWRCが始まった。

昨年、WRカーが1.6Lターボとなり久々大幅レギュレーションしたWRC。技術的にはいろいろ難しい問題をクリアしながら各チームの作り上げた最新マシンではあったが、映像からは2リッターターボからサイズダウンして走りの迫力が減ったことは否めない。WRCを見るものとしてはちょっとトーンダウンしていたのは事実。ProdriveのMINIがWRCに参戦したことで多少の変化はあったんだけど・・。

シーズン開幕戦というのは、どのカテゴリー、どの国でも毎年どんな変化や新しい話題があってもっとも興味深いイベントでもあるものだ。
さて、2012年の開幕戦、モンテカルロ。
WRCの開幕はどうなることかと思いきや・・おっと、なかなかいい感じかも。

スタート前の話題でいえば、ヒルボネンがライバルチームだったシトロエンチームに移籍したし、フィエスタでのぺターやデルクールの参戦も興味深かった。
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そして・・この週末。
伝統の大イベントが終了。
相変わらずシトロエンDS3のローブが優勝。安定してて、しかもタイムをみれば余裕の勝利!?。
ちょっとみればリザルトは“いつものこと・・”って感じ。

でも・・その後、2位以下がとても面白い・・・。

まずは、最近個人的に気になってきてしょうがない"Mini John cooper works WRC"が2位!
登場した時は大柄なSUVみたいで最近の優雅なラリーカーからするとちょっと異様な感じもしたけど、今じゃ立派なラリーカー。そしてなんだかスプリンターとしてのカッコよさと貫禄が見えてきたのが不思議。フォードをおさえての2位は立派です。もちろんドライバーのソルドもね。(それと結果をだしてくるプロドライブも)
今後のMiniのポテンシャルとソルドのパフォーマンスの両方に興味津々。ビッグニュース性という意味で、このコンビがどこかで優勝したら最高なんだけど。

それから、今度はフォードをドライブするかつてのスバルドライバー、ぺターが3位。なんとなくパフォーマンスの派手さが先行しがちだったけど、いろいろチーム体制で苦労していながらどのマシンに乗っても速さを証明するところが気がつけばかなりの実力派な感じ(DAY4なんかトップだし)。今回はあらためてそれを実感。

そして、4位はいままでのライバルチームだったシトロエンへ移籍のヒルボネン。今回のリザルトで一番注目されていただろうし、そして一番悔しがっていたドライバーかと勝手に想像。チャンピオンを争っていたトップ2人が同じトップチームで走るっていう構図は、この2人がワンツーで圧勝してしまってはWRC自体が面白くなくなってしまう・・。でも今回のリザルトでこの2人の今後の行方はちょっと面白くなってきた。でもヒルボネンにとっては今回は難しい路面で初めてのマシン。まずは肩慣らしといったクレバーさでしょう、きっと。今後の巻き返しは必ずあるでしょうね。

さて、5位にノビコフ。2008年のWRCジャパンのシェイクダウンを札幌ドームでのんびりと眺めていた時にGpNランサーで「なにも練習でそこまでやらんでも・・・」というくらいクレイジーなドライビングをしていたのがずっと記憶に残ってる。確かあの時に弱冠18歳。とんでもないヤツがきたぞと。あの時以来なんとなくチェックしているがいつも派手(黄色のC4での腹見せジャンプなんか有名!?)
かつてのコリンマクレー的ともいえるこのようなタイプは今のWRCには必要だ!!
でも路面と天候が猫の目のように変わるこのモンテでこのリザルトはベテランになってきた証拠か。今後が楽しみ。ぜひどっかで優勝して欲しいなあ。
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そして・・・
デルクール!!
自分の世代としてはやっぱり感慨深いものがあります。世代交代は大事ですが、やっぱ少しは“昔の人”が走ってなきゃ。そして堅実に6位に入るあたりやっぱりベテランの貫禄。カッコいい。きっと本人はもっと上位をねらってたんだろうけどね^^ 自分もどっかでこんな風に復活参戦してみたい~。
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う~ん・・・でも、だいぶ白髪交じりだし。すっかりおじいちゃん風になっちゃったなあ。
 

ということで、その他にもS2000マシンが結構速かったのも印象的。
・・・とにかくいろいろ興味深かった2012年の初戦モンテ。

今シーズンのWRCは去年より楽しめそう!


(写真)MONTE-CARLOオーガナイザー公式WEBより
http://www.acm.mc/


(追記)それにしてもなんだか違和感のある今年の“DAY表記”
3日目なのに“DAY5!??”
いつのまにか5日間ラリーになったのかと(笑)
~なんだかわかりにくいなあ。
【→さっきご指摘があって調べたら・・本当に5日間だったんだ^^; 
初めて出たWRCニュージーランドは4日間、レッキも入れたら一週間オーバー。
死ぬほど大変だったけど、5日間!?大変だ。でも1日あたりのSSは少ないなあ。】


 

旧年も直接的にも間接的にも皆様にいろいろとお世話になりました。ありがとうございました。

2011年、日本はいろいろありました。ほんとうに歴史を変えるような出来事だったと思います。

 そして自分自身にもたくさんの事がありました。2010年からの新たなチャレンジで、もうこれ以上はないだろうという思ったにもかかわらず、11年はさらにその上を行くような波乱も経験。やはり、人生、想定内なんてないんでしょうきっと。だれだって最悪の事態なんてなんだかんだいったって、自分に都合の“いいように”かんがえますからね・・。
 その時々では本当に逃げ出したくても逃げ場がないような窮地もありましたが、乗り越えてみれば、いい思い出!・・・とはさすがになりませんが、確実に自分の中に自信と経験が蓄積したような気がします。この乗り越えてこそ感じられる充実感とでもいうのかな。

さて、2012年も始まりました。

人生も後半戦・・(もう?) 今年はその時その時のチャレンジをあわただしくやり過ごすのではなく、その時々の瞬間をもっと楽しみたいと思っています。せっかくの“チャレンジ”が後々いい思い出にならないともったいないですからねえ。

それから、もうひとつ。しっかりと“遊ぶこと”かな(毎年言ってたりして!?)。
勝負ごともお遊びもその時その時の“走り”を楽しめれば最高!

2012年、心機一転、がんばりましょう!
みなさんにとってもよい年でありますように!


~写真は何を選んだらいいかわからなかったので・・(コメント内容とはまったく関係ない)個人的にいいなあと思ったA/m/sチャイナで製作したGDBワイドボディ。 自分用に一台造りたいなあ・・。

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週末はスーパーカーチャレンジというラリーを堪能してきました。

ラリーといっても、速さを競ういつものラリーとは違います。決められたルートをたどりながらある区間では時間の正確さを競うものです。これはこれでクルマをつかったまさにゲーム性があって面白いもの。
国内のビギナーラリーではよく取り入れられる“時間の正確さを競う”競技システムはある意味、日本の風土に合っているのかも。

今回のそのシステムは国内JAFビギナーラリーのそれとはちょっと違いました。こちらはヒストリックカー系のラリーではワールドスタンダードなシステムだそうですが、これはこれでさすが歴史があるだけによく出来たシステムです。

自分が感じたそのよく出来た部分というのは、トリップや時計といった器具は使うものの、やはり最後の勝負にかかわる部分は人間の感覚や感性に頼るところがあるからです。その意味ではスポーツ性があるともいえるから。それに最新のスーパーカーとビンテージカーがおなじ土俵で勝負できるという部分も興味深いところ。(詳細は説明が長くなるのでまたいつか・・)

それからもうひとつ。このシステム、オンとオフ、つまり、勝負する区間とドライブを楽しむというこの2つのメリハリがはっきりしているので、”適度な緊張感がありながらリラックスしてイベント全体を楽しめる”という週末のクルマあそびとしてはこれはこれで最高です。

ところで、海外ではWRCを頂点とするいわゆるラリーというスピードレースも数多いですが、モータースポーツが成熟した海外では日本とちがって、スーパーカーやヒストリックカーが混走するラリーも多いんです。YouTubeなどで検索してみればたくさんありますし、友人のディーンヘリッジなんかが参戦しているオーストラリアのターマックラリーイベントなんかでもそうです。彼はリストリクター無しのフルパワーインプレッサでランボやGT3などと公道でのスピードレースで勝負を楽しんでいるわけです。いつも話を聞かされて楽しそうだなあ・・と。

日本でそのような世界になるのはまだ先かもしれませんが、ラリー競技の別の側面として、そのような“エキサイティングな混走ラリー”が早く実現してくれるといいなあと思います。

今回のこのイベント・・まだある意味自分の理想の形ではありませんが!? これはこれで将来のためのとても大事な“文化的”ステップ。もっともっとポピュラーで盛り上がって欲しいと思います。
http://www.nasc.jp/11_cra_super_no4.html

とにかく、天気もよかったし。非日常~大いに満喫しました!



~ちなみに、ドライブしたのはVIPER,”ACR”。VooDooエディションというなにやらあやしげなネームの世界31台限定車です。8.4Lエンジンでニュルで35GTRどころかレクサスLFAをしのぐ市販車としてはかなり速いクルマ。ブラックずくめの硬派な外観のとおり、ABSやトラクションコントロールともまったく無縁な”超硬派”なマシン。だけど今回のスーパーエントリーラインナップの中にあっても実は“最速のクルマ”だったりします。ちなみにこのACR、標準でKWの別タンクショックにレーシングスプリングなんです。そのおかげで首都高の継ぎ目はかなりハード!?  これが許されるんだったらうち製品のM3足はもっとハードでもいいのかも(笑)

そういえば・・移動や競技区間に使う“指示書”は、距離もスピードもすべて“キロ表示”(当たり前ですが)。 
でもVIPERってスピードメータもトリップも“マイル表示”なんです。
スタート直前にこれを発見。一瞬血の気が引きました・・。
果たしてこれで目的地までたどり着けるのか・・・!?
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スタートは東京タワーの真下、東京のど真ん中ともいえる東京プリンスホテルです。
(新井選手もチームTAISAN所有?の458イタリアで参戦してました)
ここから麻布~六本木~銀座~神田明神~浅草~・・と東京観光スポットの王道を行くルートで首都高へ。この演出だけでしびれます。

だって、まさか自分がラリーで銀座を通ることになろうとは・・・
都内周遊中もフロントやバックミラーをみれば、フェラーリ512BBやらブガッティEB110やら・・・
そしてカレラGT、発売したばかりのアヴェンダドール、なにやらレース仕様のようなGT3も・・そして自分はVIPER・・・
うう・・・この不思議な非日常、最高の贅沢だ~!
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~ヒストリックラリーカーも発見! うちのサンマルM3ではちょっと新しすぎるかなあ・・

昨年、ある注目若手ドライバーの話をしました。台湾産?の注目株です。
あれから、さらに一回りおおきくなったダーウェイ、マネージャ役?の貫禄お父さんもいっそう力が入っています。
(過去ブログ参照 http://shigeyukikonishi.blog.shinobi.jp/Entry/511/

彼は昨年に引き続き、上海のチーム、“RedBull SKODA” で走っています。
大柄なOKTAVIAです。WRCでは4WDターボだったこのクルマも、ここチャイナではNAエンジンのFF車。
ちなみに、ラリーファンであれば日本でもご存知の方も居るでしょう、SYMSインプレッサでチャンピオンになったあの“マクシェア”も今年は同じチームに助っ人参戦してます。
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でも・・・ダーウェイの方が速いんです。
しかも彼は確実にどのイベントでも完走して帰ってきます。これでは応援したくならないほうが不自然というものです。台湾はもちろん、中国メディアからも熱い視線。つねに取材攻撃です。

実は、ただえさえ本当の意味で速いドライバーが少ないこの中国において、ここ数年の間に名実ともにトップドライバーの中国人若手2名が事故や病気で亡くなっています。
そんな背景もあるでしょう、今や実力派若手ドライバーは超注目なんです。

こんな、悪ガキがおおきくなったようなちょっと童顔の彼ですが、走りはステディでアグレッシブだし、台湾人としては意外にもまともな英語がしゃべれます(お父さんはまったく英語だめですが・・)。ドライバーとしてはワールドワイドになる素質十分。彼の才能からしてこのマシンではもう役不足かも。彼が早く次のステップにいけることを祈るばかり。


~それにしても、今回彼のもうひとつの一面を見てしまいました。
それは“超やんちゃ”なこと。

クラス優勝をして、ポディウムでクルマの上に立ち、シャンパンファイト。
でも・・まず何をしたかというと・・
隣下に立つかわいいキャンギャルにシャンパンを“バシャ~。。”
しかもビンを逆さまにして見事に頭から・・です。

ここでこんなことするか・・普通・・。
意外な展開にあいた口がふさがらない・・
なにより、行動の意味がわからん!?

いつも満身笑顔のラリークイーンもさすがに笑顔がひきつってました。
かわいそうに・・。
(実は彼、最終サービスパークではチーム内の別の女の子にも容赦なく“シャンパン&レッドブルドリンク!”のダブル攻撃を浴びせてたんです・・苦笑)

これってワールドワイドなスター性?ってこと。
まあ・・そういう意味ではこれはこれでアリなのかも。
将来大物になりそうな予感・・
本当に今後が楽しみな若者です。

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(写真:真ん中がダーウェイ。ちなみに右は上杉さん。かつてのスバルラリーチームジャパンの名監督です~)



バンコクからの脱出の後、あわただしく国内出張をこなし、今度はAPRCチャイナ2011開催の龍遊(rongyou)に行って来ました。

昨年も行ってきましたが、ここはA/m/sチャイナから200kmほどと比較的近いんです(大陸ではすぐ隣の感覚。東京から群馬へ行くようなもの!?)

さて、この龍遊はここ毎年行ってますが、今年は直前のスケジュールの関係でなんとレグ1の朝に日本を出発して上海入り、そしてそのままその日に現地入りするという強硬手段。あの“中国新幹線”もこういう移動の時には強い見方です。切符を買うのもうまくなったしね。

~そういえば、昔は中国語もニイハオ、シェシェくらいしか知らないのに杭州から200kmをいやがるタクシーの運ちゃんを口説き落として現地入りしたこともあったっけ。それに比べればイージーです。

そんなわけで、今年はなんだか駆け足で各種打ち合わせミーティングのみでステージにいけなかったのが残念・・。楽しみにしていた“あの包子屋さん”にも行けなかったし。(http://shigeyukikonishi.blog.shinobi.jp/Entry/510/ )

だから選手にはほとんど挨拶出来ずじまい。クスコチームももちろんがんばってました。
この場を借りて?・・
“みなさんお疲れ様でした~”。

昔一緒に充実した時を過ごした仲間や同じ日本に居ながらなぜか?会うのは海外のラリーサービスパークという面々と再会できるのはとても楽しい。それに新しい出会いもね。
 今年はクスコテントにて、あるインドネシア人と初対面。自分も参戦していた96年のWRCインドネシアの話で盛り上がり・・。ただ、その当時参戦していたプライベータの白のフォードエスコート(転倒して燃えたのでよく覚えている。。)が彼のお父さんだったとは。時の流れを感じます。
 そういえば、今回は久々に中国広州在住の大溝さんとも再会。短いながら楽しい時間。かつてのJRCA会議の事前打ち合わせのような妙な気分!? 来年はゆっくり行きたいモンです。

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~~それにしても併催のCRC(チャイナ国内ラリー選手権)ですが、相変わらずプロフェッショナル選手権ですね。かつても派手さや助っ人ドライバーの最強度?では特筆すべきものがありましたが、さらにチーム戦というのが名実ともに成熟してきた感があり、全日本ラリー選手権が学ぶべき部分がたくさんあるというのが正直な印象。(この辺の話はまたいつか) そしてAPRCよりはるかにプロフェッショナルな感があります。


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~~ちなみにA/m/sチャイナのバンを小竹カメラマンの取材車として派遣しました。途中大きな水溜りで水を吸って停止というハプニングもありましたが、ドライバー役のうちの若手スタッフが、通りすがりのクルマを止めて車をむりやり借りて事なきを得たそうな。事前に、『カメラマンは取材が命。なにかクルマにトラブルがあったら、現地でクルマを奪ってでも取材サポートを続行しろ!』と冗談半分で言ったのが利いたみたい。言っておくもんだなあ・・。


・・・・・・・で、
なぜ冒頭が2杯のコーヒーの写真なのか??

この写真、打ち合わせしていたHQ前のいつもの喫茶店。
ちなみに、右が“ホットコーヒー”、左が後から追加注文した“アイスコーヒー”
『・・・・・・。』

このおおらかさが中国田舎都市の魅力!?
中国慣れして“意外性”が普通になってしまった自分にも、中国は忘れた頃に刺激を与えてくれます。



ということで、その2につづく~
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