アップが遅れてしまいましたが、12日は某ディーラー店のサーキット走行会へ。初めて足を踏み入れたサーキットですが、関東近郊のミニサーキットのなかにあっては、なかなか面白いコースレイアウト。高速コーナーあり、S字の連続するヒルダウンあり・・、そして雰囲気が箱庭的な中にもなんとなく広々した感じありの好感がもてるサーキットでした。
それにしてもミニサーキットというのはどこに行ってもびっくりするような(?)ロケーションやコースレイアウトにいつも驚かされます。今回ものどかな田園風景の中に突如として現れるそのエントランスにまず驚き、中に入ってみてサーキットというのに高速道路のようなコンクリート壁とガードレールに2度目の驚き。まあ、個性があっていいか・・・。
そしてその日の一番の驚き・・それは、日光街道沿いのサーキットから一番近いガソリンスタンド。多分、30年くらい時間が止まってしまったのではないかという雰囲気。ハイオクがあるのが不思議なくらいのガソリンポンプ、左手には古そうな耕耘機、右手には昭和40年ごろのトヨタ・クラウン。そしてこれまたそのまま骨董品屋においてありそうなレジの機械をお婆ちゃんが操作。数字の書いてある直径が20mmはありそうかという丸いボタンを深く押し込むと“チン”と音が出るヤツです・・。これって壊れても修理できるのかなあ・・なんておせっかいな心配を思わずしてしまいます。
でも、帰りがけにもらったバナナはとっても新鮮で美味でした・・。
『あっ!ホイールが盗まれた・・』
・・とでも思わず叫びたくなるようなラリー会場で見かけたこの光景。たぶんチーム内でラリーカーの修理用として部品を使われてしまったのでしょう。ラリーの現場ではこうした光景は時々見られます。スペアカーとしてレッキ車はこうした受難にあうことが前提のことも多いもの。『とはいってもこれは他のチームのこと・・自分は関係ないや』といって安心はしないほうがいいかも。ラリーカーと同形式のノーマルカーは要注意!? ラリーの現場で『パーツ貸してくれないかな・・』と突然声をかけられることも・・・。
自分は4年程前の北海道のラリーに参戦中、自分のレッキ車もこうなったことがあります。某ドライバー2人から頼まれ、泣く泣くパーツを提供。でも結局は自分もSS内でリヤまわりを破損、自分のためにリアドア1枚を剥ぎ取る羽目に。
ちなみにそのとき貸したフロントバンパーを借りていったドライバーはクルマとともに崖下数十メートル転落。結局バンパーは帰ってきませんでした・・。
そのあとのフェリーでの帰路、レッキ車はフロントと左後ろドアは無いまま・・。
先日台湾訪問の際にレーシングカートをやってきました。実はラリーカーのテストで行ったものの肝心なラリーカーのセットアップが終わっておらず、テストはまた次回に持ち越され・・。そんなわけで台湾南部“高雄”に遊びに・・いやいや仕事に出かけました。
そこではパートナーのTRSレーシングチームのカート部門(!?)がイベントに参戦中。昼休み『乗ってみろ』というので軽く十周ほど。馬力は20馬力弱あるらしいが、そこそこよく走る。それにしても長袖くらいは来たほうが安全じゃないか??とも思ったが誰も危ないんじゃない?とは指摘してくれない・・。オレの腕ををよっぽど信用してくれているのか・・。それは光栄なことだけど。でもカート乗らせたら危ないと思うんだけど・・ど素人だし。
しかし、カートはなかなか面白い。たいしたスピードじゃないと思うのだが体感スピードはかなりのもの。借り物のヘルメットのサイズが合わずヘルメットの上下振動でメガネが動く・・これがスピード感を助長しているという話もあるが・・。
最初はぎこちなく後輪を滑らせてドリフト&タコ踊りだったものの3週目にはすっかりまとも!? 本当はグリップで走らないと失速してしまうんだけど、ラリードライバーたる者、ついついドリフト状態に持ち込もうとする。 ついでに左足ブレーキは得意なんだけどこのマシンってブレーキがリヤしかついていない(普通だけど・・) どうも勝手がちがうんだよなあ。・・まあ走って楽しければいいか。
~当然のこと、ピットに戻るとみんなのニヤケ顔。
『カートはあんなにドリフトしちゃだめなんだよ・・』
・・わかってるさ、そんなこと!
さてさて、この写真。なにやら夜中にクルマが集まっています。日本でいえば横浜の大黒?って感じのこの夜の風景。実は高雄市郊外の市街地(区画造成地道路)での公道レースの風景。いくつかの直角コーナと直線を組み合わせたエスケープゾーン無し、失敗すれば即フェンスまたは街灯直撃?の実にシンプルなコース。正確にいえば、これは前の晩、土曜の晩の公開練習風景。夜の8時から11時までこの即席サーキットを走れるわけです。集まっている車は千差万別。RX7や新型Zもいます。もちろんインプレッサ、ランサーも。
驚くべきは、このレースが高雄市公認だということ。どう見ても映画“ワイルドスピード”の一場面か“怪しい走り屋集団”にしか見えません。普通ならパトカーが現れたら一斉に各車散っていくところですが、ここではお巡りさんも一緒になって見ております・・・。
・・台湾恐るべし。
翌日、日曜日は本戦だったようで、ものすごい観客がいたとか。(翌日は見なかったので詳細不明)でも、あまりのクラッシュ続出にレースは途中で中止になった模様。
・・やはり台湾恐るべし・です。