先週は近い?遠い?の福島開催の“東京ラリー”の視察へ。
東京ラリーは今年で3年目。例年ラリーファンを大事にしてしっかりとしたギャラリーステージを用意していますが、ことしはHQ及びサービスパークにすぐ脇に隣接するSS距離500mの特設ステージが用意されました。特設といっても全部作ったわけではなく、なぜかそこにものすごく綺麗でいかにもなS字コーナーが連続するグラベル路があり、なぜかその脇に上面がフラットな高台がある、まさに奇跡のロケーション。まさにラリーのためにあるような場所?ですね。
ラリーを観戦にくる女性も子供もとっても多かったのが印象的。とくに子供が気軽に楽しめるギャラリーステージはとってもいいものです。将来のラリーをささえるためにこうした文化継承!?は大事なことですよね。
今年の全日本ラリーはどこも特設SS的なものを設ける努力満載でいい盛り上がりを感じます。ラリー観戦をうまくアレンジするのが難しい競技だけに、このような試みが全国各地でもっともっと増えるといいと思います。
それにしても、これだけいい舞台がそろうと・・役者である選手たちも最高の走りを提供しなければ・・・ね(笑)
個人的にはもっとやりすぎるくらい大胆インカットをして欲しかったなあ・・。
イン側の草むらに普通に草が茂っているんじゃあ、ちょっと物足りないな!
これは縁日か運動会?
およそ全日本ラリーとは思えないこの光景。SSの空き時間におこなったプレゼント抽選会の光景です。
福島のFM放送にてだいぶ前から繰り返し宣伝していただいたおかげか、近郊から多くの方が家族連れで観戦に来ていただいたようです。子供たちには疾走するラリーカーとおなじくらいこういう催しが大好きなもの。景品は各参加チームやメーカーから協賛していただいたノベルティグッヅやどこから来たのか?ラジコンカーなどなど・・ステッカーも人気でした。
果たしてそれはどこに貼るのか? 彼らは当然家族ともども車で来ているはず。
・・・一緒に来たお父さんの苦笑いが想像できます。
そしてメーカー系の分厚い商品カタログも最後は取り合いの大人気。
でもこのカタログもっていって6~8才のキッズたちにはどう活用するんだろう?
先週末は長野のラリーに監督?で出張。実はA/m/sのクラブGradualeのサポートカーのサービス。
昨年のリタイヤにつづく不調続きでどうなることか・・と自分以上にドキドキのスタートの見送りでしたが無事完走でホッと一安心。
6位入賞のトロフィーまで・・。やっぱりラリーは完走すればいいことがあります。
それにしてもラリー前夜に突貫作業だったカラーリング。まずまずの反応でよかったよかった。やっぱりラリーは参戦のスタイルそのものを楽しんでこそ。そいういう意味でカラーリングをばっちり決めていくのは大事かも!?。やっぱりカッコよくなきゃね。
今回、リストリクターも付けたし、カラーリングも終わったし。
次のラリー前準備はだいぶ余裕かなあ・・。
でも次のラリーもおとなしく?完走ですからね~。
(グラデュアーレのチームオーダーでした)
今年登場の新チーム、スバルラリーチームジャパン。このチームは日本のスバルディーラーが協力して参戦するスバルディーラーチーム。メカニックもラリーの現場でいろいろ貴重な経験できるというすばらしいチームです。リアウィングにはこれでもかッとばかり各ディーラーの名前が並びます。
このチームは90年頃にすでに海外遠征チームとして登場した歴史的には由緒あるチーム。かつてはサファリラリー参戦、そして90年代後半にはニュージーランドやオーストラリアに参戦して毎年数多くの優秀なディーラーメカニックが育っていきました。かく言う自分も99年と02年にドライバーを勤めさせてもらいました。ラリー開催前はボンネットを開ける手さえもあまりの緊張で震えているようなメカニックもラリーが終了する頃には本当に頼もしいメカニックに変貌。本当にすばらしいチームでした。
・・・ちょっと不安でサービスを出てからホイールナットを増し締めしたこともありますが・・(笑)
この海外専門?チームが一昨年のWRCラリージャパンには日本のラリーに登場。そして今年は初めて全日本選手権に参戦です。ドライバーは数年前からターマックキングといわれるノリちゃん(勝田範彦)。プレッシャーをものともせずのスタートから独走となる快走でぶっちぎり優勝。よかったねぇ。
ゼロカーはスケジュール上は1号車の10分ほど前を走ります。各競技車両は実に時間に正確に走っているので、実はあんまり他の競技車両とゆっくり遭遇しないもの。でもリエゾン(SSからSSへの移動区間)が長いとやはりご対面です。
エントラントであれば、他のドライバーのタイムを聞きに行って情報収集の場となるこのSSスタート前風景ですが、今回はゼロカーということでまさに他人事のこの風景。
さてさて、誰が速いのか・・。
今回興味深かったのはノンターボFF勢の意外な速さ。ターマックではそこそこ速いとは思っていたものの、蓋をあけてみたら、ドライバー当人たちもおどろくほどの戦闘力。2日目には実力で5,7,8位を走行しています。
ちなみに、クールなドライビングで私もファン?の石田雅之さんは最新型ランサーEVO9のバリバリグループN仕様。でも今回はすぐ後ろに旧型(失礼!)インテグラが僅差で迫る。
『雅之さん、今回ばかりはインテグラを応援しちゃいます。だって面白いんだモン・・』
いつもは雅之さんを応援しがちな自分も今回ばかりはまったくの裏切り者。いやあ、“他人ごと”って楽しいなぁ・・。
さて、みなさんお待たせしました!(笑)
執筆仕事がつづいてすっかりこちらの更新が後まわしに・・。
ほんとうは書きモノはしばらく放置したい気分?
さて、今回の開幕戦ですが実はトピックスがいっぱいあり。このロータスエキシージもそのひとつ。このクルマがラリー?という感じでショッキングな驚きとともにでもやっぱりかっこいい。こういうクルマだからこそ!このフォグランプが最高です。意外に小さい車だし、1.8リッターだしタイムにも興味津々。パーツはエンジンやトランスミッションがトヨタなので意外に改造しやすいみたい。もっとも今回はシェイクダウンということで上位進出ならず。
このクルマって実は自分の憧れのランチャ・ストラトスに寸法はそっくりなんですよね。全長、全幅、全高、ホイールベース、トレッドそして重量・・外観はだいぶ違いますが各種寸法だけ見ればそっくりサン。
当時どんなハンドリングだったのか興味津々。
いやあ林道で乗ってみたい!
~もちろんダートもね!?
ここで狭いキャビンなだけにラリーカーとして深刻な問題が・・。
『リエゾンでの2人分のヘルメットはどうするの?』という問いに
『そうなんだよね~・・・』と
ドアポケットにヘルメットが入るという驚き設計だったストラトス。
きっとおなじような会話がなされたにちがいない!!
・・・ということにしておきましょう。
ところで、結局リエゾンはどうしたんでしょうねぇ。