セーフティカーという重要な使命があるだけに林道のSS内はガンガン走りたいところをジッと抑えて我慢の走り。でも札内のスーパーSSはそれなりに走っちゃいます。なんせ相手はこれまた新型のランサーEVOⅨ.スバルファンのためにも新型インプレッサで負けるわけにはいきません。
ところで今のグループNカーにはラウンチコントロールというスペシャル機能がついてます。これはスタートのカウントダウン時にアクセル全開をすると自動的に4,500回転くらいでホールド、フルブースと状態でスタンバイというもの。WRCのWRカーのスタートシーンで聞けるあの音です。ところが、クラッチをつなぐのは昔ながらの左足のお仕事。もちろん路面グリップによってクラッチミートは注意する必要があります。
さて、札内のEVOⅨ対決!!
・・・でもやってしまいました・・・。
見ていた皆さんはご存知のとおり。あれほど林道ではうまくいってたのに。よりにもよって札内のスタートで失敗です。実は札内のスタート部分はコンクリート舗装でグリップが高い。そんなのは知っていたはずなのに。おかげでストレートではクルマ1台半のビハインド。左隣のランサーのテールをわずかに見ながらの1コーナーの進入です。(でも勝ててよかった・・・)
そしてレグ3のデイタイムの札内3回目。こんどは完璧に決めるぞとスタート。しかし・・・こともあろうか前日よりさらに大失敗のエンジンストール。 こんどは2台半分のビハインドか・・・ランサーのナンバープレートまでが良く見えました。(でも勝ててよかった・・・)
それにしてもきっと見ていたスバルファンはハラハラだったでしょう。
・・・でもこれもひとつの演出!?ということで。
ところで、
むかしからジャンプセクションは大好きな自分だけに、札内のジャンプはささやかな楽しみ。レッキ前のジャンプチェックで全開ジャンプが大丈夫だったので、本番でも迷わず全開です。 手前の右コーナーでなるべくスピードをのせるようにコーナリング。スロープの手前で4速にシフトアップ・・・。
でもそこはリストリクター付グループN。手前のコーナーアプローチからはずっとアクセル全開。どうやってもこれ以上はスピードが出ない。なんとかもう少し高く飛べないものかと以前海外でやった奥の手・・・。4速で加速中に半クラッチでわずかながらさらに加速させる技。たぶん、2mくらいは先まで飛べたかな?
それにしてもこれがWRカーだったらもっとスピードがのってもっと飛べるのに・・・。
(でもこれ以上やるとコドラの中原さんが「いいかげんにしなさい」と怒ります・・たぶん)
【走行中はさすがに撮れないのでこんな写真しかありません・・・。札内でスタートを待つセーフティカー】