さて、カート場での軽いテストドライブのあとは、いよいよ近くの山岳路へ。まずは近くのターマック林道でウォーミングアップ。対向2車線のエキサイティングなターマックを3KMほど閉鎖。地元の人がたまに通り抜けようとするのだが、地元の交番?の警察が公認で道路閉鎖。通りがかりの人はは通過を待つか迂回路へ回ることに・・・。ところでこれってイリーガル?いや警官が閉鎖しているから正当なのか・・。地元の人も別に怒るわけでもなく・・・。さすが台湾・・いい国です。
このターマックでは最初だれも走ろうとしない。それもそのはず、ラリーサスペンションにラリータイヤ。だれも「今回はグラベル林道を走りに来てるからね」という顔をしてラリータイヤでターマックを走ることは考えていない様子。もちろんそんなことは慣れていないからちょっと怖いという理由もあるだろう。・・・でもこのシチュエーションって簡単にドリフトするから面白いんだけどなあ。滑りやすいグラベルを走る前のいいウォーミングアップにもなるし。
とりあえず、クルマを借りて軽く走って「こうやったら面白いでしょ?」と見せてみる。 当然のこと全コーナー連続ドリフト、1往復してみんなの前にフルカウンターで立ち上がってスピンターンで目の前にストップ・・。この後のみんなの反応が最高! 今回のドライバーたちだけでなく雑誌の取材の連中や付き添いのギャラリーまでが大興奮。なんだ今まで寝てたみたいだな。やっぱりドリフトのうけは万国共通なようで。
それから数時間・・・軽くウォーミングアップのつもりが・・ドライバーたちはおサルのように「もう一回行ってくる・・もう一回・・最後の一回・・」と戻ってくる気配も無い。。
・・お~い、グラベルの練習に来たんじゃなかったのかな~。
ところで、写真の手前に写る黒のGC8は地元のワカモノ。なんと弱冠18歳。そういえば、2年前の台湾ラリーでシビックをドライブする子供!?が居たっけ。あのとき16歳って聞いたような・。そうかなるほどね。・・でも今日のグラベルテスト、ノーマルタイヤにストリート車高短サスペンションそしてアンダーガード無し・・・それはいくらなんでもやる気なさすぎじゃない?
いや、でも本人は真顔だよ。
さすが台湾・・・素朴な?国です。