先日のモータースポーツジャパンイベントではラリーカーのデモランということで私がインプレッサのGpN(RJのゼロカー)、三菱はカツ(田口勝彦)がEVO9でデモラン。一日目は一台ずつ走行。でも2人とも共通してちょっと大変だったことがあります・・。それはラリーカーが安全のためにだいぶパワーダウンされていたこと。この後もイベント等で使われることを思えば仕方がない措置とはいえますが、何が大変って・・とにかくドーナツがパワー不足でやりにくい。ラリータイヤのグリップにでさえ時に負けてしまってます・そしてコーナリングも・・派手にドリフトさせてもトラクションがないからどんどん外側に膨らんでいってしまうし、角度がありすぎると失速してしまうし。そんなんでニュートラルステアで進入しても・・こんどはアンダーステアから復帰できず・・。とにかく苦労するんです。
GpNカーをよくご存じないみなさん!最近の本番仕様のグループNカーはもっともっと速いですからね。もちろん音ももっと迫力あります。確かめたい人はぜひとも来年の北海道へ観戦に行こう!
そんな状況だったから出演?側としてはどうやってファンを盛り上げるか考えます。結局カツと2人で同時走行しよう・・それだけだとつまらないから模擬スーパーSSを・・。なんてことに。2日目の1時間前に走行案をカツに説明。でも・・寝ずに考えたこの案をなかなか覚えてくれないんだよねこれが・・。
中途半端覚えは危ない、ということで、カツには彼の走行部分だけを説明、自分がつじつま合わせることに。さらには、直前にオフィシャルが「2台同時スタートはやめてください!」とビビッてました。そらそうでしょう。私が同じ立場だったら信用しないかも。でも大丈夫。全開で走るわけではないので。勝手気ままにでもランを2台同時にやるよりよっぽど安全!?
最後に2台並んで、5,4,3,4,2,1,GO!
まずまずのパフォーマンスだったでしょう?
ファンのみなさんもスバルや三菱の関係者のみなさんも喜んでいただけたようなのでよかったよかった。
・・それにしても2台のスタート直後。。サイドバイサイドでミラー位置をわずか横1mに並べてのストレート加速。驚くほどに見事にまったく同じ“ちょっとノロめな”フル加速!!
(あまりの同じ具合にあとでカツに「全開だった?」と聞いたくらい・・・)
こんなときでも!?インプとEVOは好ライバルでした。