2004年WRCの次ラウンドはラリーニュージーランド。
思えば“ラリーニュージーランド”は自分の初海外ラリーだった。
それは1995年、初の海外ラリー参戦。マシンはランサーEvoⅠグループN。
初めての海外ラリーは印象深いことがたくさん。
めてみるグループAマシンはとにかく衝撃的だった。そしてレッキの時にスタート地点で“まごまご”していた時にふとバックミラーをみると・・ワークスドライバーの顔の怖いことこわいこと。一番怖かったのはユハ・カンクネンだった。温厚なだけにそのギャップにびっくりした。レッキの時にステージ内で停車すると追突されて危険だって言うけど、あの顔をみてしまったら、停車どころか、レッキ中もペースノートのために“道”見るの半分、バックミラーでクルマが迫ってこないか確認するの半分で大変だった記憶がある。
そういえばレッキの時張り切りすぎてコースアウト、あのケネスエリクソンに引っ張ってもらった。ケネスはにこやかだったが、コドライバーのステファンは助手席から降りずにこちらを睨んでいた・・
後で話をすればみんないい人なんだけど・・やっぱりみんな真剣です。
さてラリーのほうは初めてにしては結構いいタイムだったと思う。ただ、その調子に乗りすぎが仇となった。3日目のモツというステージで高速セクションをコースアウト。そのままリタイヤとなった。
リタイヤという連絡でメカニックたちは助けに来てくれたが、本当に悔しがっていたし落胆していた。ラリーは自分ひとりでやっているのではないんだという責任感も感じたラリーだった・・。
【これはその頃の写真かな?イベントの前か後か・?
でもぶつけたテストカーを楽しそうに(?)修理する姿に間違いはない・・】