先代のGC8インプレッサの頃からSTIバージョンには“ドライバーズコントロールセンターデフ”とよばれるロック率調整式センターLSDが装着されるようになった。
センターLSDというのは、エンジンからの出力を前後に配分する“センターデイファレンシャルギア”に設けられる付加機構。これによってより4WDはハイレベルなスポーツドライビングが可能になったといっても過言ではないでしょう。ハイパフォーマンス4WDでは、トラクションを稼ぎ、マシンの安定を求めるならセンターLSDのロック率は高いほうがいい。でもタイトターンは苦手になってしまう・・これを解消したのがこのSTIバージョンのシステム。
これの進化した形が現行のGDBインプレッサには搭載されています。“AUTO”モードがついたこのシステムは、コーナーの進入や脱出、コーナリング中など車両の状態をクルマ自体が判断して、最適なセッティングとしてくれるもの。
その判断の元となっているのはブレーキのセンサーや、ABSのセンサー。さら横Gセンサーというのが装着されています。コーナリング中の旋回速度やコーナーの“きつさ”を判断するセンサーです。
さてさて、前置きがながくなったけど、その“なんだかすごそうな”横Gセンサーってどこにあるんでしょう・・・?
その答えは、実は身近なところ。サイドブレーキの下のコンソールの中に隠れています。
普段は身近でも見えることは無い・・。
たまに愛車をばらしてみるのも面白い発見あり! でも分解は各自の責任でどうぞ!?