今回の役目は『0(ゼロ)カー』。つまりはゼッケン1号車の前に走る直前先行車だ。去年末のラリーはエントラントとしてゼッケンが合ったのだが、タイム差がありすぎるとのことで『VIP』扱いの特別枠。これはこれで“光栄”なんですが、エキサイティングに競争できないのでちょっと残念な気も・・・。0カーの役割は1番が走行する直前のコースの最終確認的意味合いとギャラリーやオフィシャルに対する競技車両の速さをアピールして安全姿勢をとってもらうため。今回はなんと、台湾ラリー史上初の0カーだそうな??
マシンはTRSラリーチームのドライバーの一人の新型“街乗り仕様”インプレッサを使うことになった。マシンといってもドノーマル。新型といっても、日本スペックではなく左ハンドルの欧州スペック。サスペンション、タイヤ、駆動系・・いろいろな“マイルド仕様”。そんなわけで、うまく走れるんだろうかという不安がよぎる。せめて駆動系のLSDくらいは欲しいところ。なぜなら、信条としてギャラリーサービスはもっとも大事なところ!だから。もちろん0カーの任務も大事だけど。安全を考えて観客に対して接近を知らせるためにマフラーだけはスポーツタイプに交換した。
【これが今回の0カー。名前が堂々と・・日本だったらちょっと恥ずかしくて走れそうにない・・】