今年モンテカルロでデビューしたプジョー307WRC。どんなマシンとなるかと思いきや、最近のセダンやハッチバック車のWRカーのどちらともつかないある種“異様なオーラ”をもつ形状のマシンだった。ノーマルの307を知っていれば、206の一回り大きいWRカーなんだろうな・・なんて思っていたのに・・。
こんな307ってあったっけ?
これは驚き。このベースカーとなっているのは307CCというカブリオレ。つまりオープンカーです。もちろんWRカーになるとロールケージはジャングルジム状態。通常のルーフやピラーが必要ないくらいの剛性を確保できます。とはいっても補強部材の一部としてノーマルのルーフやピラーがあるに越したことは無い。本当に大丈夫なんでしょうか・・。でも、レーシングカーのポテンシャルを語る上で重要な“低重心”という意味では有利なようですね。なにしろオープンカーなだけに“上屋”が少し軽いわけですから。
この“オープンカーのラリーカー”、規定に許されるルーフ折りたたみのメカニズムは取り外されているらしいですが、ルーフの継ぎ目は元のまま。“ルーフ”外してオープンカーで走れたりしないんでしょうかね・・??
【PHOTO - Peugeot Japon Web site】