今日はテストの2日目。昨晩徹夜でメカニックが改善してくれたクーリング対策の効果を確認するとともにエンジン及びサスペンションセッティングのチェックが目的。クーリングに関しては効果絶大。水温、油温とも昨日より20~30度近く下がった。パワーも30馬力くらい上がったような気がするくらい。昨日は相当熱ダレしていたらしい、今日はやっと“おっ速いな!”と顔が思わずにやける感じだ。(こうなるとトランスミッションの強度が心配ではあるが・・)オイルもいいヤツに変えてみた。
昨日のファーストランから少しずつ“走るようになってきた”インプレッサ。こうなると欲が出てくるというもの・ 新型インプレッサに乗ってきたオーナーに断ってセンサーやらECUやらエアフロセンサー・・片っ端から部品を剥ぎ取りGC8のラリーカーにつけてテストしてみる。こっち流にモディファイされていたこのラリーマシンもことごとくスタンダードパーツをベースに交換・調整していく。そばで手伝ってくれている現地メカニックはこのクルマの担当メカニック。面白がってノリノリ(?)で手伝ってくれていたけど、きっと心の中では複雑な思いなんだろうな・・。まあしょうがないけどな。
そのかいあって、だいぶレスポンスのいいマシンになってきた。サスペンションも少し調整してみていい結構いい具合、リヤに太いスタビライザーがついていていまいちセッティングが決まらない。結局取っ払ってしまうことに。大胆かもしれないが、結構このほうが硬いスプリングのサスペンションでは山岳路でコントローラブルだったりする・・。
結局のところテストの場所にあったクルマから片っ端から部品を剥ぎ取り(台湾で希少な新型インプレッサ2台共から剥ぎ取りました・・)やっとラリーが楽しみになってくるような仕上がりだ。でも、いいのかなあこんなにすき放題しちゃって・・。
【今回のラリーカーにはなんとカメラが4台も取り付けられてます。通常のロールケージからのフロントビュー、クルーの顔をダッシュボードから、そしてタイヤの動きをドアミラーから、そして4つ目はフロアから足の動きを・・これでWRCに負けない映像が取れました。データはすでに初日にケーブルTV局にもっていかれてしまいました・・。】