現在、インプレッサWRXSTI(GDB、SpecCではない・・)をテスト車として使っている。つい2ヶ月前まではラインオフのほぼノーマル状態だった。これを全日本ラリーの練習用&テスト車として今年は使う予定だ。ラリーカーは走らせればあらゆるものが消耗するもの。テストで使った後には本番前のためには事前に念入りなメンテナンスが必要となる。そういう意味で本格的に参戦しようとするならテスト車は不可欠。そういうものの限られた予算と時間の中でいかに本番車両に近づけるかというのは頭が痛い問題。予算が余りあるほどあればもう一台ラリーカーを作ってしまうのがいいだろうが・・・。
さて、GDBは旧型インプレッサに比較するとボディ剛性はずいぶんと高くなっている。したがって、限られた予算と時間を有効に使うためにボディーには手を加えずマシンのコントロール性、スポーツ性などの向上を第一に考えた。実施した点は以下のとおり、これがお勧め”インプレッサを走るようにする最初の一歩”だ。
①サスペンション交換(これは必須)②リヤLSDのイニシャルトルクアップ③リヤデフマウントをSTIの強化品に交換④ブレーキパッドを強化⑤内装品としてバッケットシートとステアリングを交換・・
幸いSTIバージョンはサスペンションのアームのブッシュがある程度強化品になっているため、これだけでもかなり走るようになる。クラッチはスタンダード品でも充分だ。
4月には今年から始まったPDターマックラリーというシリーズの第1戦にゼロカーを務めたが、ラインオフのクルマに①②③までを実施した状態で走行。さすがにスタンダードブレーキでターマックの下りは怖かった・・。
ということでポテンシャルアップ計画(その1)は①~④までが必須。普通は⑤までなのかな。