先日2001年のWRC総集編のビデオを見ていたら、コリンマックレーのクラッシュの時のオンボードカメラがあった。非常に派手に回転していてマシンの外見はメチャクチャ。でも最近のラリーカーはクルーの安全を配慮して製作しているだけあって、運転席の室内はあまりつぶれていない。最近のモータースポーツは少しずつ”安全”というもに対する意識が高くなっているようだ。これはラリーにおいてオーガナイザーがギャラリーに対して配慮する場合でも同じこと。今後は道端のすぐ脇で(素手でラリーカーが触れるくらいの場所)は観戦できなくなるかもしれない。まあ、これも当然のことかも。事故は当事者にとって見れば悲劇でしかない。どんなに盛り上がっていても事故に遭ってみれば仕方が無いですまないだろう。モータースポーツにスリルは付き物。しかし安全だけは常に気くばろう。”無謀で速い”より”安全で速い”ほうがなんとレベルの高いことか・・。
そういえば、ビデオではコリンマクレーが転がりながら腕を胸の前でクロスして怪我から身を守っていた。派手に転がる時に腕が遠心力で外に出てしまい大怪我をすることがあるからだ。一流ドライバーは安全に対してのとっさの対処も一流みたいだね・・・。