ブレーキのチューニングといっても多種多様。ブレーキパッド交換、ブレーキホース交換、スリットローター交換?・・・などなど。ではどこまでやるべきものなのか。まずは今のブレーキシステムに大して何が不満なのかで変わる。ペダルタッチが違うのか効きが欲しいのか。最近のハイパワー車には、非常にいいブレーキシステムが装着されていることが多い。富士や鈴鹿などの高速サーキットを除いて日光などのミニサーキットであれば、ノーマルのブレーキパッドでも結構いけるくらいだ。もちろんスポーツパッドを入れた方が安心なのは言うまでもないが・・。ただし、タイヤの限界が低いのに”効きすぎる”のではタイヤがすぐロックしてしまう。タイヤとブレーキのバランスも重要だ。
ところで、そのブレーキ、最大限利用しているだろうか。ブレーキパッドを高性能にしても、タイヤの限界をぎりぎりまで使わなければブレーキを生かしきっているとはいえない。また、タイヤがロックするぎりぎりでブレーキングしていてもそのタッチを微妙に感じながら姿勢変化などに生かしているだろうか。ブレーキのグレードアップは一生懸命走った時に不満を感じたところを少しずつ解消していけばいいと考えたほうがいいだろう・・・。
ちなみに私の場合はブレーキを選ぶ時、どちらかといえば”効き”よりも”タッチの良さ”を優先する。また過酷なターマックロードの場合は安定した性能をどれだけ維持できるかという”耐フェード性”も重視している。