寒い地方をドライブしていると”現在の気温○○℃”という電光表示板を頻繁に見かけるようになった。”今日は寒いんだな・・・”なんてなんとなく見過ごしてはいないだろうか。これはドライバーにとって重要な情報。ここから読み取るのは”路面の凍結の情報”だ。雪のない黒っぽく濡れている路面。これは当然のごとく0℃以下になれば凍結路面となる。ドライビングとは常にセーフティーマージンをとりつつ走るものだが、凍結していないのに今にも止まりそうなスピードで走るのは馬鹿げているし、凍結した路面でカッ飛ぶのはどんなうまいドライバーでもクラッシュするのはあたりまえ。そういう意味で、スムーズで安全そしてそこそこ速いという臨機応変なドライビングをするためにこの”温度情報”は欠かせないのである。かつてスノーラリーで外気温度計をドアミラーに取り付けているラリーカーもあった。最近では外気温度計が標準装備されているクルマも多い。活用しない手はないだろう。ただし、マイナスの気温であっても、最近の優れた凍結防止剤のおかげで凍結路面になっていないこともある。こんな時は路面の光の反射を良く見よう。濡れていて前走車が水しぶきを上げているような時は明らかに凍結防止剤が効いていて比較的安全。路面がキラキラ光っているようなら凍結していて非常に危険な状態だ。・・・まあいずれにせよ、“0℃以下”になったら慎重な運転をお忘れなく・・・。