2007年のWRCシーズンも始まりました。先週末は第一戦のモンテカルロです。今年はメインの舞台がモナコでなくなってしまったようでちょっと悲しいところですが、“役者”の戦いは今年もとても興味深かった・・・。
毎年この初戦はやはりワクワクするラリー。新型マシン、新チーム体制、そしてアイス・ドライターマックとものすごく難しいコンディション。それだけにどういう展開になるか、そして誰が勝つのか・・意外に読めないのがこのラリー。(~シーズン途中だとある程度予想できちゃうからな。)
今年は新型“シトロエンC4のWRカー”がデビュー。すっきりとしたレッドカラーにカーボンブラックのウィングが強そうかつ大人な感じです。
昨年はニューフォーカスがまるで歌舞伎役者?と想像してしまうようなとんでもないカラーリングで登場し強力なインパクトでしたが、これはこれでレーシングカーらしくてよろしいのですが、単一色はやはりワークスらしさが漂っていて「プライベートチームとは違うんだぞ」的なオーラがあります。
前のモデル“クサラWRC”が登場したときのようにかつてレッド一色にルーフにホワイトとオレンジのアクセント。実にシンプルでカッコよかった。・・・その後ブルーのスポンサーが入ってきてしまったのでちょっとイマイチだったのでことしのカラーはうれしい限り。
カラーリングの話はさておき、技術の日進月歩ってすごいんですね。新型ってやっぱり速い。去年はあんなにブッチギリだったフォーカスがC4、2台のトップ独走に手も足も出ないなんて・・・。
興味深かった初戦モンテカルロ。C4は好感がもてるけど、シリーズ通して“独走”はやめてほしいなあ。勝負事はやっぱり予想できないから面白いモノ。さて、どんなシーズンになるのか・・楽しみです。
【シェイクダウン風景PHOTO:シトロエンスポール公式サイトより】