それにしても今回のスーパーSSはすごい。何がすごいって、その即席具合。長雨が降った影響もあるだろうけど、足元も走行するレーンも赤土のぐちゃぐちゃ路面。そうなるのもあたりまえ、ここは造成地?っていうかんじのただ山の木を切っただけの丘陵地。スーパーSSっていうのは普通平らなところに作るのに山あり谷ありの自然地形そのまま。おかげで、スタートランプはあるけどコースはどこ?なんて探してしまったくらい。
・・・なんだ、目の前のこのガードレールってコースだったんだ。
たしか、2004年のAPRCチャイナのスーパーSSではガードレールではなく日本の丸和ダートラ場のように土盛でつくったスーパーSS。でもドライバーにとっては併走しているライバルマシンが見えないし、景色はなんかダートラ場?って感じなのでそれはそれでちょっとモノ足りなさを感じたりします。ところが今回はなにもない赤土“造成地”にガードレールが3本縦横無尽にコースを主張。ガードレールなんてハイウェイを除いてはあまり見かけない中国郊外。もしかしたら他のラリーを視察した中国の人たちには“ガードレールこそがスーパーSS”ってみえたのかもしれません。
(実は中国のオーガナイザーってかなりレベル高いんです。かつて90年代にはWRCを開催してますからね・・。そういえば、今年のラリー北海道なんかにも視察に来てました)