シトロエンでテント周りをウロウロ。
マシンや機材を観察。
F1みたいにサーキットのようなすべて備えた設備でメンテナンスを行うのとは異なり、屋外で行うのが基本のWRCは、“壮大なアウトドア”ともいうべきスタイルで、メンテナンスファクトリーから司令室、そしてカフェテリアまで“野っぱら”に作り出してしまうところが実にワクワクさせてくれます。
さて、写真に写っているのは見てのとおり、“ガレージジャッキ”。
・・でもフト考えた。
マシンは年々高性能化。レーシングカーになっていく。
車両価格だって1億を大きくオーバーするマシンだ。
そしてF1だってWRCだってマシンのコンディションをベストにキープすることはチームの大事な使命。つまり一刻を争うメンテナンスの時間って勝敗に大きく左右するはずだ。
でも・・・
考えてみると、1億以上のマシンを上げるにも数万円の“ガレージ・ジャッキ”なんですよね。
それも、なにも特殊じゃない、よく見るヤツ。
それを考えはじめたら、妙におかしくてしょうがない、この写真の風景。
いかがです?
でも、ちょっとホッとする瞬間でもあったりして。
こういう身近さっていうのもラリーの魅力のひとつかもね。
(ちなみにこのジャッキはものすごく高くまであがるタイプ。ほとんどの外国チームが微妙なデザインさはあれど、このタイプを使ってました。どこ製なんだろう?)