さてさて、先日の続きのお話。
上海のサーキットに行って何をしてきたかと言うと、とあるレーシングチーム(ショップ?)からの依頼でGDBインプレッサのサーキットテストです。
「ランサーと勝負して勝ちたいから自分のインプレッサをとにかく一番にしたい・・」と。
何でも、向こうでEVO対インプのサーキット対決をするそうな。
日本でも筑波で4月に対決がありますが、あれと似たようなモンでしょうか。
う~ん。面白そう。
勝負ゴトってやっぱりワクワクしますからねえ。
テストしたマシンはこれ。
いまや日本以外の輸出モデルのほとんどが搭載するEJ25エンジン、つまり2.5リッターマシンです。それに“こぶしが入るくらい”の大きなターボが装着され、インタークーラーは前置き、ウェストゲート武装です。外装はエアロパーツでぐるりと一周モディファイ。
まあ、一見かなりやる気のマシンです。
もちろんブレーキキャリパーも立派、ローターも2ピース、ドリルドタイプ・・・。
・・・でも
“一見”なんです。
タイヤ幅は17インチの215サイズ(最近GDBは245くらいが普通だからなあ・・)、シートはドノーマル。
サスペンションはもちろん変わっていますが、ブッシュ類はもちろんノーマル。
『駆動系はどんな?』と聞くと、
『EXEDYの強化クラッチ!』と自信満々。
まあ、いままでゼロヨンマシンとしてこの辺じゃあ無敵だったそうだから当然か・・。
『前後のLSDはどうなってるの?』
『前後っ??・・・・・チョッと待って確認する。
・・・あったほうがいい?』
『・・・。でも後ろくらい入っているんでしょ?純正のプレートタイプ。』
『・・・・・・。
・・・・プレートタイプって何?』
『明日タイムアタックするんでしょ?タイヤはどうするの?』
『これしかないけど。 ・・・ダメ?』
400馬力にも達しそうなこのGDBですが、まさかというか“やっぱり”というか・・・。
こんな同じようなやり取りを遥か昔、たしか台湾でもしたっけ?
・・と、なんとなく懐かしさも感じるほど。
(詳細は2003年12月頃の
過去ブログ“台湾紀行”参照・・)
~オレも大人になったよな。
そうなんです。細かいことには動じている場合じゃありません。
中国ですから。
いまや日本はチューニングに関しても情報過剰の時代。
やるかやれるかは別としてもいろいろなことがいまや知識としては当たり前になりつつあります。
でも、トコロ変われば・・です。
それにしても、中国ってホント新鮮。
大好きです。
続く~