さてさて、最近多い出張の合間を見計らい、先日モバラサーキットへ出かけてきました。ここに登場するは、最近A/m/sのデモカーにさせていただいているサーキット仕様のGDBです。サーキット仕様といってもエアコンもHDDオーディオも装備するストリート快適仕様でもあります。
さて、MoTeCといえば、競技系の方にはすっかりおなじみでしょう。高性能な本格的エンジンマネージメントコンピュータです。そのパフォーマンスは世界一といえるでしょう。世界のトップカテゴリーのレースやラリーそしてドラッグレースまで。しかもトップチームで多く使われるわけですからその信頼性もふくめて世界一。もっともというかだからというか金額も驚くほどです。
本格レース界ではこのようにもっとも実力派のこのECUですが、こんなECUをストリートでつかうっていうのはどうなんでしょう? ということで、いきなり“ストリート使用”とタイトルを書きましたが間違いではなかったわけです。
そして答えは・・・はい、もちろん最高です。
というか、なんでも出来るECUだけに、競技車両のようにあれもこれも・・と追求していくと“行き過ぎ”てしまうのでコンペティションを多少意識しつつ「こんな感じかな・・?」というくらいでセッティングした後に、“過激さの角”を多少とってでチューンするとストリート仕様としてはベターなようです。
(自分で言うのもへんですが、なんかすごく抽象的・・)
乗りやすくて速いクルマを作るには、エンジンベンチ上では出来ない“感覚領域”もとても大事なんです。そしてどんなシチュエーションで走るか。そんなコンセプトも大事。それは競技車両だけでなく、ストリートカーでももちろん重要なことです。いまさらながらラリーで得た経験はこんなことに生きてくるもんだ。まあ、この辺のセッティング話はまたの機会に詳細でも。
~MoTecを導入したのは確かにこのインプレッサ。でもテストしたかったのはアッチのM3。量産品の確認でした。それにしても、このクルマだとインプレッサの3分の1頻度くらいしかシフトチェンジしない・・・。