先週水曜日はダイハツのニューモデル“BOON”の取材。このクルマトヨタのPASSOと双子の兄弟車。登場はもう一年以上まえ。今回は“X4(クロスフォー)”という4WDターボモデルが追加になったんです。普段の生活ではあまり話題にならないかもしれませんが、このクルマの画期的なのは、モータースポーツでの魅力満載と言ったところか。
排気量は1リッター以下、でも軽自動車より大きな936ccという微妙なところ。これはターボ係数1.7倍をかけて1.6Lクラスに入るため。ライバルはミラージュやシビックになります。おもえば、自分がラリーに初めて出場したときは日産のマーチRというクルマ。これもやはりターボ係数を考慮して他のグレードよりスケールダウンした930ccでした。もっともこちらはターボ+スーパーチャージャーという超ハイメカなクルマ。でもFF車だったのでそのジャジャウマなハンドリングたるや伝説になるほど。おかげで運転がうまくなりました・・。さてさて、当日は桜の咲き始めたとても気持ちのいい日。期待半分、不安半分の試乗でしたが、結構面白いクルマです。なんとなく全体に軽自動車?という雰囲気はありますが、走り出せばイッチョ前の4WDターボ。ノーマルのサスペンションはしなやかながらコシがありそのハンドリングをみればミニランサー?またはミニインプレッサ?という感じ。アクセルダッシュでもトルクある加速感をみせ、ワインディングの加減速がとても楽しい。
ただし・・気になるのはそのお値段。ちなみに一緒に持っていったSWIFTスポーツは160万円前後。でも今回試乗したBOON,エアコンその他豪華装備?標準グレードは200万円!、競技ベース車でも180万円・・。
“ぶーん”というネーミングはかわいいけど、その音の感じゆえ“200万円”がいっそう強調されるような気がしないでもない・・・。
う~ん、どうなんでしょうねぇ・・。