ここ“JAPANラウンド”のWRCでは過去3年間コースカー(ゼロカー)を勤めさせてもらいました。そして今年は4回目のゼロカードライブです。
過去を振り返ってみても、いろいろな思い出があります。
楽しそうに先頭をはしっているようで、実は裏方は苦労があります。
でも今回もいろいろなハプニングもありましたが、大舞台の運営そして安全管理という大役は本当に充実感がありました。
もちろん、選手として出場するともっともっと終わった後の達成感だったりクヤシさだったり、それはもう話しても伝わらないくらいの思い出が出来るモンですが、ゼロカーはこれはこれでまた別格の思い出があるというものです。
・・なにより、世界チャンピオンの前を走るなんて、普通じゃ出来ませんから・・・。
毎年、スバルSTIアレンジのコースカーチームでステアリングを握りますが、昨年のマシンはラリースタート前日に発表された新型GRBインプレッサ。“世界で最初の新型ラリーカー”をドライブできたことは最高でした。
(もちろんいろいろな意味でかなり気も使い、終始緊張感もありましが・・・)
さてさて、札幌へと舞台を移した今年、ゼロカーマシンは昨年に引き続きGRBインプレッサのグループN。
「新車ですから大事にしてくださいね。
・・シートポジションも去年のマシンと1ミリも違わずあわせておきましたから・・」
カラーリングもワークスチームのインプレッサWRCと基本同じの2008バージョン。黄色がなくなったビッグチェンジですが、見慣れてくると意外に新鮮です。こうやって停まっている姿を見る限りはいい感じ。
ボンネットやリアバンパーにも“SUBARU COURSE CAR TEAM”と。
しかし去年に引き続き新車とは・・。
「・・・あれ?
去年とナンバーが一緒だよ・・・。」
なるほど。
【~つづく】