03年の12月に台湾ラリーに招待されて走った以来、05年ころまで頻繁に台湾ラリーには出かけておりました。
04年のとある一戦、たしか台南市近郊でおこなわれたラリーだったと思うんだけど、昼休み?のサービスパークでいろいろ催しイベントが。
その中のひとつ、何人かの子供が3輪バギーで片輪走行をするというもの。
(その場の雰囲気で決まったぽい追加ショーでしたが・・)
それは、10歳くらいの子供が改造ジープでドーナツターンをやるというもの。
そのときラリーに参加していたのお父さんいきなりの指示ででしょう、きっと。
本人は泣きそうな顔してやってました。
まさに“やらされていた”っぽい感じ。
子供がジープでドーナツターンもすごいなあと思ったけど、
親に無理やりやらされてた感が妙に印象的な出来事でした。
・・・“巨人の星”的愛情とでもいうべきか。
その当時のブログにもあります。
http://shigeyukikonishi.blog.shinobi.jp/Entry/239/
で何の話かというとですね・・
そのときのあの子が今年からチャイナラリー国内戦にワークス参戦しているんです。
なんとも感慨深い。自分も年をとるわけだ。
チームはシュコダ・ファビアのFFカー。
ワークスといってもWRCのそれとはまったく規模が違うけど、でも現在はS2000のシュコダが世界をトップグループで走っているので、イメージが重なってソレナリです。しかも、スポンサーはおんなじレッドブル。メインカラーもシュコダグリーンですから、どのチームよりもワークスっぽかったりして。。
実際のところ、ドライビングの実力もかなりのもので、チームの信頼もイベントをこなすごとに急上昇しているとか。いまのところ自分がドライビングを教えたこともないんだけど、お父さんの方が、一緒に台湾ラリーを走った戦友。そんな仲なのでそのジュニアとなればちょっと親近感。こうやって次の世代として活躍するのはいい気分です。いまはまだ中国、台湾ともに実力で世界に渡るドライバーは少ない。
でも将来はきっと変わってくるでしょう。
ところで、この親父さんって、ほんとぱっと見、"やくざ"な感じ。当時は真っ黒なインプレッサを駆って超過劇ドライビングしてました。いつもトップを争うくらいだから相当な熱血親父。
速いんだけど、クラッシュも派手だったりして・・
そんな彼も、ラリーの現場であったらすっかりデレデレ親父。トレードマークのやくざな感じがすっかり減っちゃった感じです。
そらあ、息子がこれだけ活躍すればねえ(笑)
まあ、あの血をひくんだから(速さの部分ね)・・大丈夫でしょう。
将来が楽しみ。。
【おまけでサービスパーク風景を】