今回は、珍しくクルマの話ではありません。。。
最近なにかと話題となっている中国の新幹線。
さっき、自分にとっては衝撃的なニュースが飛び込んできた。
さっき発生した事故。
この場所は、A/m/sチャイナのすぐ近く。
しかもこの新幹線(和諧号)はよく使っている。
いつも上海から乗車するのだが、事故発生地点はいつも利用する駅の先。
まさにいつもの駅と次の駅との間。もちろん、温州に行くのにこの区間を使ったことも何度かある。
約1週間後にはまた出張するので、ちょうど明日切符を買おうと思っていたところだったし。。
絶句・・・。
ご想像のとおり、中国の日常はいつも危険と隣り合わせ。
高速道路での移動はやはり他の国以上に注意しているし、長距離バスに乗らなきゃいけないときはどこが一番安全な席かなあなんて真剣に考えたり。もちろん国内線の飛行機もちょっと心配なことも。。
でもまさか、すぐ近所で鉄道事故とは。。
まあ、さまざまな手抜き工事を現地でまのあたりにしているだけに、鉄道事故も不思議ではないんだけど。
ちなみにこの路線では、高速ダイヤ用に2種の中国新幹線が使われている。
まずは日本の新幹線E2系(だったかな?)のコピー。中身は旧型車両といううわさもあり。ちょっと椅子のつくりが悪いけど、基本的に雰囲気は日本のそれとまったく一緒。それに中国って基本的に直線が多いので乗り心地も悪くない。日本と違ってみなさんの大きな声が飛びかう室内も、ipodで音楽でも聞いていればとりあえず快適。ちなみに、この近辺では200~240km/h運転です。
さて、別のもう1種類の車両。こちらも同じく(和諧号)と書かれていますが、日本にはないモデル、さきほどの車両とはまったく違う。明らかに中国オリジナル?空力的にもあまり洗練されていないし。でもダイヤ上はおなじ使われ方。つまり200km/hオーバーでの運転。
でも、実はこの車両はあまり乗りたくなかったりします。
なぜかというと・・・トンネルに突入した瞬間、気圧差で耳に激しい痛みが・・。
そんな違和感を覚えたとたん、同じ車両にいるかなりの人たちが、一斉に耳をさすってるくらいですから。
トンネル内のすれ違いがある場合・・・ご想像にお任せします。
ガラスもドアもつくりが違うわけです。日本だったら確実に大クレームです・・。
日本の技術ってこういうところに現れるのか・・。
今回の事故はどっちだろう?ぶつかった方オリジナルの方で転落したのはコピーの方に見えます・・。だいたい、落雷のハナシがよく出てますが、中国では落雷停電なんてまったく珍しくないわけで・・・
もしかして、安全装置のバックアップがちゃんとしていないのか??
とにかくいまの自分の状況的にはシャレにならない事故。
そして、いまはとてもなじみのある土地だけに、ひとごとではありません。
いつも満席のこの路線だけに、被害があまり拡大しないことを祈りたいですし、この事故を教訓に安全システムが大きく改善されていくことを期待したいところです。
いまや温州には地元の友人もたくさんいるし・・・だれも巻き込まれていないことを祈りたい。
今度の出張移動は、鉄道にするべきか飛行機にするべきか・・・
真剣に事故確立の統計をチェックしたくなります・・。
(これは別路線の写真ですが・・)