先々週は試乗会がつづき大忙し。その中にサスペンションメーカーテインの試乗会がありました。
ところで、当日は早朝新宿から佐久間カメラマンと移動。クルマはプジョー307CC、そうWRCで活躍するあのワールドラリーカーベースのオープンカーです。あのWRカーが登場したときには「なんでオープンカーがベース??」と理解不能だったものですが、今となってはすっかり慣れてしまったところが不思議。人間の感覚のほうが理解不能ということなのかもしれません。
乗ってみると(当たり前かもしれませんが)いいクルマ。シートやダッシュボードの内装の雰囲気はお洒落で国内のクルマを見慣れた自分の目にはある意味上質感満点。本皮風仕上げのダッシュボードにわざと目立つように刻まれたステッチが、ちょっと高級ブランドの本皮旅行バッグを連想させます。エンジンもそしてステアリングフィールも車重と車体の大きさを感じさせない軽快感があります。気持ちよくドライブするのが目的のオープンカーだけにこの“軽快感”は大事かも。ただし・・・オープンカーなだけあってか路面の段差などの衝撃で頭上から小さくミシっとキシミ音がするところがちょっと気になるところ。まあ構造上しかたがないかもな。
それにしても外観は・・・ノッペリしていて不思議なオーラ。WRCを見慣れた自分には小ぶりでいいからリアスポイラーが欲しいところです。
さて、本題。
このクルマでもっとも感動したところ。それは・・・
“トランクの開け方!”
おそらくほとんどの人がどうやってあけていいか分からないでしょう・・・
だって、ボタンはどこにも見当たらない。それらしいところを押したり引いたり、
しまいには叩いてみたり・・・。
結局オープナーボタンはどこにあるかって?
なんとそれは
車名の307というエンブレムの「0(ゼロ)」の真ん中。
これには完全にやられました・・・。
フランス人恐るべし。