土曜日は久しぶりの日光サーキット。サーキットはそんなに好きじゃない自分にとってそこに行くなんて取材かテストかどちらかか・・。ということで今回はBMWマガジンの取材です。(そうはいってもやっぱり走るのは楽しいものだけど)。趣味が高じて?ラリーレプリカになってしまった“BASTOS・MOTUL・M3”が光栄なことに取材対象に。
今回の目玉アイテムはクイックステアリングギアボックス。軽量FRと称されることも多いサンマルM3ですが、最初乗った時は愕然・・・ちょっと高級なハチロク・・くらいにおもっていたらその俊敏さときたらランタボなみ(ちょっと古い。。)つまり・・でした。 それというのもやはり市販車はグランドツーリングカー的高級車志向があって、直進性をよくする大きく寝かされたキャスター角や柔なサスペンションブッシュ、そして極めつけはロックツーロック4回転というスポーツカーとしては致命的なステアリングのギア比。そんなわけで“A/m/sM3ハンドリングマシンプロジェクト”ではこの辺の改善を最優先課題として進行。
オリジナルサスペンションでは減衰特性とキャスター角の改善をしたし、ブッシュもブラケットごと新規で作製。あとはステアリングギア比・・。ところがこれが一番厄介。 GroupA用は手に入らないし。どうせあっても簡単に取付ができるとは思えないし。。でもUSA某社にありました。早速コンタクトをとってトライ。いろいろと苦労・格闘の末の装着完了、結局寝ずの日光サーキット乗り込みでした。でも間に合ってよかった。
そんなわけでなにかトラブルが出ないかちょっと心配な突貫工事でしたが、
結果は・・“最高!!”
目指していたハンドリングマシンにやっとなりました。まるで別物の動き。
やっぱりこうじゃなくっちゃ。
気になるロックツーロックは2.7回転!
はやく山岳ワインディングに持ち込みたいものです。
それにしても、こういう感動はやっぱり旧車ならではですよねぇ。