場所はジャカルタ中心地にあるコンベンションセンター。東京でいえばビッグサイトみたいなものか。ただし、雰囲気から察するにあまり新しい建物ではない。最近どこのアジア諸国にいっても空港をはじめ建設ラッシュをまのあたりにしてきているだけに、政変後のこの国はまだまだこれからなんだなあとなんとなく実感。でも古そうでなかはそれなりにきらびやか(モーターショーなので当たり前か・・)
写真はトヨタのブース。向かって左側にF1やビッツ(YARIS)のレースカーを展示しながら右側にはECOカーを積極展示。ここまで両極端を見事に使い分けているメーカーはトヨタだけ。インドネシアでもECO戦略は始まっているようです。
それにしてもトヨタ・ホンダだけは、別ホールでそのブースも他社とは一線を画す規模。この国でのシェアの高さと力の入れようが伝わってきます。ちなみに、今回のこのショーでは、ほとんどの世界のカーメーカーが出品。インドネシアの今後の市場を期待する雰囲気を強く感じます。
ところで、なんでインドネシアモーターショーなの?と言われるかもしれません。それは現地のスバルディーラーであるMI社がスバルのブースを出展しているから。かつてラリー文化としてスバルが上陸したものの、正式販売としてのスバル登場はまさに今なのです。お手伝いとして微力ながらラリーとスバルの話などをインドネシアの方々にしてきたわけです。
この国のラリー関係者は自分のことは知っていてくれていますが、一般の人はあたりまえのことほとんどご存じない! そしてなにより「ラリー??」ってな具合なので説明するのに一苦労・・・。でもみんなインプレッサのことはコンピューターゲームのおかげでよく知っている様子。このモーターショー初参加のスバルにも皆さん興味深々でした。
それにしてもこのMCの良くしゃべること・・インドネシア語で機関銃のようにしゃべりまくります。「そうだよね、Mr.コニシ ? 」 と時々振られるんだけど、インドネシア語でのストりー展開では、途中からさっぱりどうなっているのかわからず・・・そしてインドネシアなまりの英語も実に聞き取りにくい・・・。
でもインドネシアでナンバー3にはいるというMCはさすがでした。とまどう自分を見透かすように 「YES? Ok イエスね・・」と。
そして勝手にストーリーはつづく・・・。
やっぱりプロはすごい
WRCは今年大きな転機の時が来ている。昨年まで6ワークスがひしめいていたトップ争いが、4チームの撤退で一気にその世界選手権としての賑わいと緊張感が低下した。アクロポリスでのスタジアムのスーパーSSにおける大幅観客減も決して観戦料の値上げだけではないように思える。
昔の話を懐かしむようでは困ったモノだが、実際グループBからグループAに移行した直後は興奮が少し冷めたようにおもえるが、その後の数多くのワークス参戦と日本車の活躍によってすぐに活況をとりもどした。それから多くの個性的なドライビングスタイルをもつドライバーがしのぎをけずっていたことも非常に印象的。昔の映像をみればその雰囲気は歴然。最近に比べれば外観を改造できないマシンは市販車然としていて今の方がよっぽどカッコいい。でもその気迫の走りはとにかくまばたきをするのを忘れてしまうくらい。ドライバーもチームもそしてマシンも何もかもがトップタイムを目指して全力で戦う。この頃の車はパルクフェルメにたたずんでいるときはいわば“静寂”の美しさ、そしていったん走り出せば“躍動”のマシンに豹変する。10~15年前のマシンをみるといまさらながらそんなギャップが魅力的に思える。
そして、今日・・
そうは言うもののこれも時代の一つの変わり目として長い目で見ればまあいいのかもしれない。登り続ければいつか息切れもする。このような時代があるからこそ次の時代がより成熟した物になるともいえる。新カテゴリーであるスーパー2000もすこしずつその“動き”が見えてきた。ラリーの魅力は、自然界の舞台でドライバーとマシンが一体となって全開アタックするその気迫のパフォーマンス。 それが主体となっていれば、マシンがなんであろうとその魅力があせることはないだろう。
では今年の各マシン・各ドライバーの走りのパフォーマンスは?
・・・やっぱりそれはそれ。その極限度・・魅力的です。
【Photo: Ford official Website】
先週は近い?遠い?の福島開催の“東京ラリー”の視察へ。
東京ラリーは今年で3年目。例年ラリーファンを大事にしてしっかりとしたギャラリーステージを用意していますが、ことしはHQ及びサービスパークにすぐ脇に隣接するSS距離500mの特設ステージが用意されました。特設といっても全部作ったわけではなく、なぜかそこにものすごく綺麗でいかにもなS字コーナーが連続するグラベル路があり、なぜかその脇に上面がフラットな高台がある、まさに奇跡のロケーション。まさにラリーのためにあるような場所?ですね。
ラリーを観戦にくる女性も子供もとっても多かったのが印象的。とくに子供が気軽に楽しめるギャラリーステージはとってもいいものです。将来のラリーをささえるためにこうした文化継承!?は大事なことですよね。
今年の全日本ラリーはどこも特設SS的なものを設ける努力満載でいい盛り上がりを感じます。ラリー観戦をうまくアレンジするのが難しい競技だけに、このような試みが全国各地でもっともっと増えるといいと思います。
それにしても、これだけいい舞台がそろうと・・役者である選手たちも最高の走りを提供しなければ・・・ね(笑)
個人的にはもっとやりすぎるくらい大胆インカットをして欲しかったなあ・・。
イン側の草むらに普通に草が茂っているんじゃあ、ちょっと物足りないな!
これは縁日か運動会?
およそ全日本ラリーとは思えないこの光景。SSの空き時間におこなったプレゼント抽選会の光景です。
福島のFM放送にてだいぶ前から繰り返し宣伝していただいたおかげか、近郊から多くの方が家族連れで観戦に来ていただいたようです。子供たちには疾走するラリーカーとおなじくらいこういう催しが大好きなもの。景品は各参加チームやメーカーから協賛していただいたノベルティグッヅやどこから来たのか?ラジコンカーなどなど・・ステッカーも人気でした。
果たしてそれはどこに貼るのか? 彼らは当然家族ともども車で来ているはず。
・・・一緒に来たお父さんの苦笑いが想像できます。
そしてメーカー系の分厚い商品カタログも最後は取り合いの大人気。
でもこのカタログもっていって6~8才のキッズたちにはどう活用するんだろう?
先週末は長野のラリーに監督?で出張。実はA/m/sのクラブGradualeのサポートカーのサービス。
昨年のリタイヤにつづく不調続きでどうなることか・・と自分以上にドキドキのスタートの見送りでしたが無事完走でホッと一安心。
6位入賞のトロフィーまで・・。やっぱりラリーは完走すればいいことがあります。
それにしてもラリー前夜に突貫作業だったカラーリング。まずまずの反応でよかったよかった。やっぱりラリーは参戦のスタイルそのものを楽しんでこそ。そいういう意味でカラーリングをばっちり決めていくのは大事かも!?。やっぱりカッコよくなきゃね。
今回、リストリクターも付けたし、カラーリングも終わったし。
次のラリー前準備はだいぶ余裕かなあ・・。
でも次のラリーもおとなしく?完走ですからね~。
(グラデュアーレのチームオーダーでした)