さて、突然ですが先週末の話題。
(今は台湾の話は忘れてください(笑)・・・台湾紀行はまたすぐ再開しますので。)
先週末12日,13日とA/m/sにてラリードライビングスクールを開催。場所は長野県八千穂村の八千穂レイクという人口池。この季節、当然のこと池は凍ってます。そう、氷上でのドライビングスクールというわけ。氷上はよく滑ります。ブレーキは効かない、曲がろうと思っても曲がらない。いかに普段のクルマの運転をしているときにクルマという機械そしてタイヤなどの道具に助けられているかを痛感できます。
今回の教習車はクルマの基本を覚えるのにはもっともよいFR車、名車のハチロクです。FF車や4WD車だと結構それなりに走れてしまったりするのであまりに面白くない。「なんだ簡単じゃん」なんていわれるとくやしいですから・・・。どうせだったら、ハラハラ、ドキドキしてもらおうということでこれを選んでみました。FR車はステアリング操作とアクセル操作が連携していないと全然走れませんからね。
ただし、「氷上+スタッドレスタイヤの組み合わせ」だとこれはあまりに酷なので、「フルピン・スパイクタイヤ」を用意しました。スパイクタイヤといっても、普通のものではなくかつてのウィンター競技用のすごいヤツです。現在では一般道では全面的に禁止されているスパイクタイヤですが、氷上ではこれに限ります。
さてさて、皆さんどんなドライビング(コースアウト!?)を見せてくれるのか・・・。
スタート前は講師のほうがドキドキ・・・。
さて、3時間弱で台北空港に到着。
空港に迎えに来てくれたパートナーのTONYが一言
『ゴメン、ラリーは延期になった・・・』
『・・・』
ここで、うろたえてはいけない。台湾なんだから・・・。
空港からは直接台湾の中部地区の都市、台中に移動。今回のラリーの舞台になるSSがあるというのでさっそく見に行く。なんと、台中の街はずれの河川敷にスーパーSSコースがあったのだ。台湾恐るべし、いつの間にこんなコースを作っていたんだろう・・。
昨年末にすでにデモ的にイベントを開催したというこのコースは丸和くらいの広さのある原っぱだった。うっすらと茂る雑草の中に、よくみてみるとコースの後らしい砂のわだちがくっきりと残っている。スーパーSSらしく2本のラインがS字コーナーを描いているのが分かる。
じゃあ立体交差は??
・・・ありました。ちゃんと土砂とタイヤがつみあがった立体交差が。
しかし、よく見てみると、結構傾斜が急。いや、結構どころかこれはオフロード車のコースだろうというくらい角度が急。しかもものすごい段差があります。これじゃあ、いかにラリーカーとはいえ、ゆっくり走っても壊れるのが自然でしょう。しかも、意味不明な鉄で出来たブリッジ(トラックにクルマを積み込むときに使うあれ)が斜面の土の中に埋め込まれている・・・。
まあ、まだラリー文化、特にグラベルラリー文化のない台湾のこと。しょうがないことでもある。評価したいのはこのような立派なコースが台中市公認のもと設置されるということ。スタンド席は天然の河川敷の土手。街中からちかいだけにものすごい数の観客が集まるでしょう。今後の発展が楽しみです。
『ところで、今回キャンセルになってしまったグラベルラリーなんだけど、スーパーSSはここって分かったけど他のSSってどんなコースだったんだ?』と聞いてみた。
『今回のラリーのSSはここだよ』
『・・・』
グラベルラリーってこれのこと!? これってどちらかといえばダートトライアル!?
まあ、いいか。台湾なんだから・・・。
昨年、好評!?だった台湾紀行。2005年シリーズがいよいよスタート。1月末、台湾の中部“台中(タイチョン)”で初の本格的グラベルラリーがあるということで一路台湾入りだ。
いままでターマックラリーしかやったことがない台湾にとっては画期的なチャレンジではある。もっとも昨年も1戦はテストケースでやった様子ではあるものの、どんな奥地に行ってもほとんどグラベルの道がない台湾のこと、ほとんどの人が「グラベルラリーとはどんなものか」というのが分かっていない。
日本を発つ前に「グラベルタイヤは用意したから大丈夫。フラットダートだからアンダーガードも要らないよ」。この“大丈夫”がいちばん“大丈夫じゃない”のはちょうど一年前にこの地のラリーにはじめて触れたときからよく理解している。
そんなこんなで多少の不安を残したまま、台北空港に着いた。
さあて、どうなるんだろう??
新店舗となったA/m/sにてGC8インプレッサへのスパルコのFIAタイプのロールケージを組込作業が進行中。もちろん本格タイプなので各ポイントは「溶接」です。
このタイプはかつてのA/m/sインプレッサ・アルペン号にも取付したタイプ。今回はラリーカーではなく、ストリート及びサーキット走行をメインとしたマシンへの取り付け。このロールケージは上級者ならその良さが分かります!確かに15点くらいのボルト留めロールケージでもノーマルボディからの剛性アップは相当なもの。しかし、溶接タイプはそれをはるかに上回る剛性感。やはりボルト留めタイプのジョイント部分でいくらか力が逃げるんですね・・・。ジョイントがない分、同じ点数のボルト留めタイプにくらべて若干の軽量化。
ボディ剛性って高くなるとクルマが軽く感じるようになるから不思議・・・。つまりは、すべての動きがダイレクトで安心感がでてくる。そしてトラクションも良く感じます。
腕に自信があればこんなに楽しいことはない! 一度は体験してみて欲しいものです。
こんなものを企画してみました。
“氷上ドライビングレッスン”
しかも、レンタルカーはドライビングが楽しくて
ラリードライビングの基礎がおぼえられるFR車!!
こんなのっていかがでしょうか?
■参加費用
\20,000
(1日走行費※+FR車レンタル)
※走行枠1日4回
■レンタルカー
トヨタ AE86(雪道仕様・LSD・スパイクタイヤ※)
※ワインカップ・フルピンスパイク
■募集<br>2月12日(土) 先着2名
2月13日(日) 先着2名
※基本的には初中級者対象
FR車にフルピンスパイク・・・。
ハチロク世代にはちょっと惹かれるこの企画!?
もちろん助手席から
FRドライビング、レクチャーします!
お問合せoffice@active-ms.comまで。