さてさて、そんなスーパーSSですが、レッキ終了後に実は、
エントラントには内緒!?でゼロカーで数周“コソ練”を。
(といってももちろん、許可が出てますが・・)
コースカーは初っ端走者。他のSSとちがってココだけは安全管理というよりは、それなりに盛り上げ役でもありますから。失敗して“あっ・・”なんてあまり恥ずかしいことも出来ないですし。
最初は、表面に粉が噴いたような路面だったのでしょう、ものすご~く滑りましたが、数周はしると少しずつグリップが出てきます。ゴムのタイヤで表面を掃いたこともあるでしょうし、なにより表面をゴムでコーティングしていくわけですからね。
あとで聞いたら、どうやら違う時間帯にダブルゼロの三好先輩も“コソ練”をしていたそうな。
やっぱり考えることは一緒でした(笑)
ところで話は変わりますが、下記の写真はスタート前のラリーショーのときに撮った写真
今年は、帯広のときのように駅前でのセレモニアルスタートが無い代わりに、このドームのなかでセレモニアル&ラリーショー。ご覧のように、スーパーSSコースにならべられた出走全ラリー車が並べられています。
“全車”並べるラリーショーは今年初。 この美しいコースに並ぶラリーカーは、なんかモーターショーの会場のようでこれはこれでイイ感じ。とっても新鮮でした。
さてさて・・・
大勢のラリーファンに混じって散策中に発見したコレ・・・・
去年も“ガードレール・ギリギリタイヤマーキング”を紹介したと思いますが、
ことしはコレです。
ちょうど立体交差の出口側の右コーナー。
この縁石のタイヤマーキング・・・わかります?
きついコーナーだし、滑り易い・・なのでここでインギリギリを通ればその後の脱出でアクセルを踏みやすい・・・。 それはわかります。
でもここって走ってみればわかるんですが、狭いトンネル後だし、ましてや左ハンドルであればとっても見えにくい場所。ここの縁石を使うのだからすごいモノがあります。ちなみに、手前の赤い大きなブロックはコンクリート製。ここにもタイヤマーキングあり!!そしてその衝撃でブロックの縁が欠けてます。
こんなスーパーSSでもタイムを削る執拗さ。
スゴイ・・・・
やっぱり“世界の走り”ですねえ・・。
まあ、ココの縁石に載せることでフロントタイヤが一瞬グリップしてフロントがスッとインに入ることは想像できます。
これまたスゴイのが・・
このタイヤマーキング、ゴムがべっとり付着していたこと。
つまり、1台や2台ではないってコトです・・・。
WRカー恐るべし・・。
過去の3年間のWRCゼロカー体験を振り返ってみると、いろいろな記憶がよみがえってきますが、その中でも特に
“広大な札内スーパーSS”
“サービスパークに隣接する北愛国のスーパーSS”
と、WRCオーストラリアを経験して依頼、どうも根っからの?スーパーSS好きだけに、この2つが強く思い出されます。
そして今回の目玉は~
“世界初の屋内スーパーSS”と謳われた“札幌ドームのスーパーSS”
です。
これに関しては事前からワクワク。
ヨーロッパではドームではないけれどオリンピックスタジアム内でこのスタイルのスーパーSSが開催されたことが何回かあり、それはそれでその人工美!?にワクワクしたものです。
それと同じコトが実現するなんて・・・!
ちなみに、このドーム、ご覧のとおり、素ではコンクリートの床。でもなま芝生のサッカーグラウンド1面が屋外にあって、その巨大な“緑のプレート”がローラー付きで移動してきてこのスタジアムの中に納まるという驚愕のシステム。写真正面の明るい部分がまさに大きく開いた外部への“口”です。ここから芝グラウンドがスライドして入ってくるというわけです。
ちなみに、グラウンドが入ってきたあとは扉が閉まるように右方向の壁の中から観客席がこれまたスライドしてくるという・・・~まさにナショナルジオグラフィックの巨大シリーズに最適なネタですな。
・・・でもこの設備がゆえのあるモノで、後日悲劇を経験することになろうとは・・・。
~つづく。