写真で振り返る・・続きです。
こちらは9月28日、だいぶ“らしく”なりました。
そうしながらも着々と作業は進み、ドアも付き、内装もそれなりに。
それにしても、ようやく“らしく”なったこの写真。
「10月1日」
ラリーはレッキが10月3日、スタートが4日・・だからつまりは出発2日前の朝。
同じ日。
ご覧のとおり・・・・マシンは“真っ白”です。
この後が、超ハード。徹夜のカラーリング作業・・・。
デザインは1ヶ月前から考えはじめ、大体のデザインは早くから確定していたものの
ブルーにするか、ブラックにするかで最後まで悩みに悩み・・・ギリギリまで・・。
自分でデザインしておいてなんですが、予想以上にカッティングシートを貼るのが大変なデザイン。でもこれだとなんだかポケモン風!?
デミオのプレスラインに極力あわせたので、以前施工したエボ5の凸凹したボンネットやフェンダーを“1枚貼り”したときよりは一つ一つはイージーなんですが、なんせ貼る枚数の多いこと・・・
すっかりナメテかかってました・・・。
ハイ・この姿。 “出発の日の朝・・・”。 スゴイでしょ?
そうそう、当日は朝の一発目から全日本クラスと同じSS1を走行。そこでの待ち時間でのショットです。
このウィングはご存知、4WDとなった現代バージョンのフォードエスコートです。自分世代にはFRよりもこちらが馴染みかな。WRCにおけるGpA時代の活躍は圧巻でした。特にターマック。思いっきりローダウンのスタイル、大型ウィング。そしてニュートラルステアのドリフトでヘアピンコーナーを駆け抜ける姿は、本当に印象的。いまでも“なんとなくフォード好き”というのもこのマシンの刷り込み効果でしょう。きっと。
数年前にとある海外のターマックラリーでこのマシンのラリーカーをドライブしたことがあります。アベレージ100km/h前後のターマックロードをこのマシンを初めてドライブしたにもかかわらずなんとも楽チンなこと。とくにヘアピンコーナーは軽くステアリングを切っただけで前輪タイヤにたいした負荷もかけずにグイグイ曲がっていく・・。
『ああ、まさにあのビデオで見たコーナリングだぁ・・』
と妙にニヤニヤしながらコーナリングしていたのを覚えています。
・・・まあちょっとインプレッサに比べるとドッカンターボ気味でしたが。
今回は、岩瀬さんが持ち込んできました。M3より数年若いこのマシンは今回のイベントでは最新の最新型。数年前にサファリ参戦を目論んで製作されたというこのマシンはかなり頑丈なGpN。でも当日はチョイ高めの車高にSタイヤという力ずくな?仕様でした。
ラリーの当日、SS1をこなした後は、ギャラリーステージの設けられた特設会場のスキー場にて展示。全日本クラスの全車が走行終了するとそのあとヒストリッククラスのパレードランとなります。
あの“ほったらかし号”もようやくお色直し。
どうです?赤の輝き!!
こんどは“塗装”です(自慢)
1週間前までロールケージ改修でバラバラだったのに、そのあと組み立てて、塗装して、カッティングシート貼ってです。よくも間に合ったと1週間前の姿を振り返ってみると本当に不思議な気分。自分のクルマだけど、会社の業務としてはセカンドプライオリティ。なのに譲れない?変な気合で強引間に合わせ。スタッフ一同の協力に本当に感謝です。
そうそう、初期の仕様は文字だけでなく赤のラッピングもカッティングシート。遊び半分だったので当時は自分で施工しましたが(詳細は過去ブログ参照)、今回の気合は違います! 施工は本物のWRCマシンも数多く手がけるとある知人。“丁寧な仕上げのマシンにしたい!”というお客様の車両への施工時は必ず出張作業をしていただくA/m/sのご用達スペシャリストにやってもらいました。
実は、最初はスーパーデミオのダッシュボードのアルカンタラ処理をしてもらうために来てもらってたんです。そしたら隣でドンガラになっているM3を見つけて・・
『こにたんが走るんでしょ?
じゃあこのままじゃなあ・・。
でも、時間ないよなあ。
・・・でも何とかなるかなあ・・。
いや・・何とかしなきゃなあ・・・。
いや、やらなきゃダメだ!』
・・と恐ろしいほどの5段論法?の魔法に自分もかけられてしまい、結局今回のような強行スケジュールと相成ったわけです。
でもいまはよかったと大満足。
いつかやらなきゃとずっと心が痛んでいただけに、ちょっとスッキリ!?
【写真は展示中のもの。展示用のなんとなく雰囲気!?のカルネナンバーは別に気にしないでください】
中央道松本ICをおりて、高山へ向かう安房峠。昔はラリーコースのようなワインディングが延々と続くこの峠。いまはトンネルが出来てアッという間。昔を知っている人間にとっては“ワープ”状態です。
紅葉にはちょっとまだ早い高山へ下る道。集合時間ギリギリだったためにそのままレッキ(コース下見)になだれ込み。 それにしても途中の民宿で遭遇した今回のヒストリッククラスご一行、本当にインパクトありマス。
現役の最新ラリーカーも、公道でみるそのインパクトは相当なモンですが、この旧車のラリーカーだって相当なもの。Rothmans M3のコドラSさん(旧車大好きとのこと)がものすごく興奮していたのが印象的でした。
写真はレッキ時の風景。レッキといってもそれほど真剣にペースノートを作るような趣旨のイベントでもないので、なんとなくドライブ気分。
240RがS2台とM3が2台。
現役時にこの2車種がダブっている時代はないので厳密には?ですが、ヒストリックというよりなんか欧州のラリーの雰囲気を感じたりします。
いやあ、240RS。カッコいい。
もちろんM3も(笑)
他にトヨタS800 や73ランサー、27などなど・・いましたが、
それらに混じると・・
M3って最新型。