やっと更新できます。ハイ。
先週末のラリー前は大忙し。その混乱がようやく落ち着いてきたかなあ。
ということで、行って来ました。
~“全日本ラリー第9戦 ハイランドマスターズ”
開催場所は、岐阜県高山市です。
といっても旧車であるM3がこれに出場できるわけもなく(仮に出れたとしてもタイム的には・・無理でしょう。最新のマシンたち相手にはさすがにねえ・・)出場したのはこれに併催されるヒストリックラリーです。
この主催者は私が生まれた頃の時代から伝説?の日本アルペンラリーに関わってきた非常に深い歴史を持っています。そして全日本選手権のイベントももう何十年!?と開催してきているわけです。
この主催者にはもうひとつのイベントがあって、それがヒストリックアルペン。2005年にも参加したことがあります。あの頃はまだM3も白かったしもっとノーマルだったけど・・・。
(→興味有る方は下記URLの“こにたんコラム”へどうぞ。
左下の□検索□から“ヒストリックアルペン”と入力してクリック!)
ということで、主催者のHさんにぜひに・・ということで参加することになってしまいました。
大好きなM3で思いっきり林道を走れる!という喜び半分、“ほったらかしM3”の異名をとるBASTOS号が走るようになるためにはどれだけ大変なんだろうという不安半分。
・・・しかもスーパーデミオのデビュー戦と重なるわけだし。
でも、どんな状況でも何とかするのがラリー。
やると決めたらやるだけです。 ふ~。
先週末は実は珍しいほど濃いラリーウィークでした。
まず、日本では全日本ラリー選手権の第4戦。九州宮崎ラウンドです。
こちらは今年初のグラベルラリー。
結果はインプレッサの勝田選手が優勝。ただし、スケジュール等の都合で旧型インプレッサだったけど。
グラベルでもポイントを稼ぐとはなかかなやりますねえ。範ちゃんもここでっていうこころでハラハラさせる役者な?ところがあったりするので、最後までどうなるかドキドキでしたが、ターマックスペシャリストにもかかわらず勝てるときはしっかり勝つなんて、ずいぶんベテランっぽいじゃないですか。(←いや十分ベテランですが)
そして忘れてはならないのが、WRCの第7戦アクロポリスラリーがギリシャで開催。
《photo:STi》
こちらは、“インプレッサWRC2008”、つまり新型GRBインプレッサのWRカーがデビュー!
ハッチバックになったのでずいぶん印象が違いますが、WRカーになるとやはり大型ウィングが最近のトレンドにバッチリ合っていてイカにもラリーカー。新型に慣れきっていない自分も正直惚れ直しました。
そして・・・・
結果はデビュー戦でペターがいきなりの2位。メカトラブルのクリスも最終日はブッチギリベストタイムをだしていたりして。
・・・いやあすごい。
最近イマイチなリザルトが多かっただけにこの快走は胸がすく思い。次は優勝!?で。(←いや、そんな甘くないけど)
ちなみに、私の方はというと先週後半は上海滞在。
中国ラリー選手権(CRC)の2008年シーズンの開幕戦に行ってました。
現地のとあるチームと海外のお客様であるドライバー達の激励!?
・・・そしてもちろん
新型インプレッサの宣伝もね。
つまりもうひとつのラリーウィークを堪能してきました。
(こちらの話は・・・。次回にまわそう。)
それにしても強行スケジュール。
上海で土曜日のラリーレグ1でいろいろ動き回った後、翌日のレグ2を見ずして日本にとんぼ返り。
日曜日は早朝から群馬県大泉町にあるスバルの大泉工場へ。
そして、あの新型インプのゼロカーでデモランです。
(この話も次回にまわそう・・)
まあ、ラリーカーをドライブするだけにこれも一種のラリーウィーク?
・・・ということで、とにかくあわただしかった。
でも充実の“なんとなくスバル漬け”ラリーウィークでした。
ところで、最近ラリーの話が登場していませんねえ。
別にラリーが遠くなったわけではぜんぜんありません。ただ単に、ラリー以外のもろもろも身の回りに増えてきたので、新しく興味があることを素直に書くとそうなってしまっているだけで・・・・。
WRCも全日本もそして各地区のビギナーシリーズも・・もちろん忘れていません。
さて、ちょうどいいので、全日本ラリー選手権の話でもすこし。
今年の選手権も早いものですでに4戦が終了しています。第一戦は九州の佐賀、2戦目は四国の松山、3戦目は京都、そして4戦目は九州の宮崎です。ところで最初の3戦はすべてターマック(舗装)ラリーです。年間10戦(も?)ある全日本シリーズですが、いまは実に半分強のイベントがターマックです。ラリーといえばダート道を疾走するラリーカーのイメージがありますが、実はレーシングカーのような車高短、Sタイヤのマシンによるバトルがしょっちゅう繰り広げられているわけです。
今年のトピックスは、“新型インプレッサSTI VS 新型ランサーEVO10” の対決でしょうか。どちらも昨年のWRCでラリーカーをお披露目。オフィシャルカーではありましたが、“世界初の新型対決”を担った自分としてはやはりその対決は気になるところ。
結局のところ、第1戦は新型インプ、第2戦は新型エボでした。その後はどうなるかと思いきや・・・第3戦は旧型エボ、第4戦は旧型インプ・・・。さてさて、第5戦以降はどうなるのか実に混沌としていて楽しみです。
《photo:JRCA》
さて、その第5戦ですが、グラベル(ダート)ラリーになります。名前は“東京ラリー”。名前だけ聞くと、どこでやるの?と思われがちですが、そのとおり東京では出来ません。実は、福島と茨城の県境付近でやるわけなんで、東北ラリーに限りなく近いかも。
でも東北道の白河ICを降りてしばらく走ったラリーステージは、全日本選手権の中にあって東京からだと比較的行きやすいエリア。ギャラリーステージとサービスパークもすぐ隣だし、駐車場からすぐ近くだし。『ラリーをまだ見たことが無い』というラリーファンの方にはほんとうにお勧めな観戦入門イベントです。交通費も入場料もそして休日のとりにくい人でもまずはとてもハードルが低いもの。WRCの迫力は望めませんが、それでも始めて見たら相当なモノですから。
~ということで、これでハマッちゃった人はぜひ北海道へ!
さて、この辺のラリーの情報はJRCAの公式ページが便利です。
http://www.jrca.gr.jp/
ラリーガイドや主催者へのリンクもあるので、まずはここから情報収集がお勧め。
そうそう、最近はラリーのリザルトも速報されていたりして結構臨場感あります。
まあ楽しむためにはちょっと事前情報を仕入れておいてお気に入りのチームやドライバーをなんとなく決めておくといいかも。
去年の東京ラリーの写真をアップしておきます。行きたくなったでしょ?
《photo:JRCA》
ちょうど筑波サーキットくらいの規模ですが、観客席はもっと大きめ。ガラス張りのVIPルームも沢山あります。昨日はガラガラだった観客席も今日は、満員。モータースポーツ人気が伺えます。
ちなみに、今日のレースはこのチューニングカーレースだけではなく、いろいろなレースがゴッチャ煮。VWのPOLOカップ、バイク、レーシングカート、そしてなぜか“自転車”の耐久レースまで・・・。
一日の最後がチューニングカーレースなんです。
といってもエントリーは少なめ。でも去年の話を聞いたり、現地での雰囲気を感じると、いまはまだ本のスタート地点。これから年々加速度的な盛り上がりを予感させます。
前日の予選は、クラッシュ車がでたために、結局中断。
クリアラップが取れないまま、2番グリッドスタートとなりました。
そういえば、前日のドライバーズブリーフィングでの出来事。
親切にフラッグの意味もすべて教えてもらいました。選手も全員参加、礼儀正しく、なかなかちゃんとしたブリーフィングです。
そして、最後のほうで、なにやらみんな挙手。
?なに??
中国語がわからないので通訳のヤツになんて言っているかと質問。
『15周のほうがいい人は手を上げて。だって』
~マジ? オレ以外は満場一致!?
最初の公表では12周のレースだったハズ。
水温上昇が厳しかったから、10周でも充分だったのに・・・。
いやはや、きっとたくさん走りたくてウズウズなんでしょう。
こんな地元選手たちのパワーには敬服します。
でも・・・
“勝手に決めるな~!”
つづく~