さて、全日本ラリーの方はというと・・これがいままで記憶にないくらい波乱のラリー。リタイヤ車が多いラリーは時々ある。だけど、これだけ(特にCクラス)のマシンが“ひっくり返った”ラリーは珍しい。それだけ、みんな気合が入っているということか。
たしかにSSもWRCで使う地域だけあって平均スピードが高い。それでいた比較的砂利の多い滑りやすいコース。ちょっとしたミスやライン違いが派手なコースオフを誘発する。全日本ラリーでは類のない長いステージ距離もそれに追い討ちをかける。
でも、今回のノースアタックはある意味WRCの1日分。これでこのリタイヤ数・・初の日本開催WRCでの“日本人チャレンジ”、大丈夫なのだろうか・・。思えば、過去のラリー北海道(APRC)でも結局最後まで競争している選手は海外からの遠征組み、もしくは海外経験豊富ドライバー。そうなんです、WRCやAPRCのような“長距離”そして“高速”ラリーには独特のマシンセッティングやドライビング、そしてなにより“駆け引き”があるものです。ラリーにおいて日本人が海外で活躍しにくい要因・・そのおおきなものがこの“距離”と“スピード”の文化の違い。ラリーはやはり“経験”が大事。
【2回目の登場、ノリちゃん。SS2で終了。ちょっとリタイヤが早すぎたか・・。】
(ゴメンナサイ、2回目登場は“たまたま”です。気持ちを思うと出来れば載せたくなかったんです・・)